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太め女性議員の愛人
【熟女/人妻 官能小説】

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太め女性議員の愛人-1

 区議会議員、橋田聖子の当選祝い祝賀会が、支援者を招いて区内の料亭で行われていた。

 橋田議員の選挙参謀を務めた谷本幹夫は、招待客の周りをこまめに回って酒を注いでいた。
 議員の大学時代の同級生で、区内で親譲りの印刷会社を経営している。

 区の商工会会長を勤める谷本は顔が広いので、選挙のときはいつも応援を頼まれる。大学時代の憧れのマドンナの頼みとあれば、断れない。谷本の努力もあって、初当選以来連続して当選を続けている。
 
 出来れば聖子と結婚をしたいと心に秘めている間に、学生運動を一緒にやっていた橋田に取られてしまった。橋田はどこといって取り得の無い都庁の役人で、それだけに先を越された悔しさが今も残る。
 
 女性運動の活動家として活発に動いていた聖子は、保守党に目をつけられその公認で区会議員に立候補、当選した。選挙運動にはまったく役に立たない夫に反して、聖子は谷本をすっかり頼りにしていた。
 
 30歳近くなって、聖子は急速に太りだした。
 谷本が、「これは早まって結婚しなくて幸いだったかな?」と思うほどだった。
 とは言っても、かつての憧れの女性はいくら太っても、その面影は今も胸に焼き付いて離れない。

 区議会で波乱が起きた。
 少子化問題で提案中の橋田議員に
「演説よりも、自分で子供を生んだらどうだ」
と言う野次が飛んだ。

 当然、議場は上を下えの大騒ぎになった。
 橋田議員には、子供がいなかった。
 医者には、太り過ぎが原因かも知れないといわれていた。
 自分でも気にしてダイエットを心がけているが、まったく効果が無い。
「水を飲んでも太るのよ」
と谷本にぼやいていた。

 祝賀会がお開きになり、聖子と谷本は二人玄関に並んで来客を見送った。
「私たち、まるで夫婦みたいね」
 聖子の言葉に、谷本の胸がキュンと疼いた。



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