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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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7月7日-3

「そういう夏希ちゃんだって色っぽいじゃん…」

「俺?」

「うん…すごく艶があるよ」

「艶?…」

「うん…年下になんて見えない」

「………」

その艶は…

晶さんに恋してるからだよ…


細めた瞳で笑う晶さんを見つめながらそう言おうか迷った。

俺は目の前のこの人にあまりにも夢中になりすぎてる──

少しは制御できる余裕を持っていないと、俺が壊れかねないから……

晶さんにも夢中になってもらわないと──。

晶さんは頬を撫でられうっとりと見つめ返す俺の顔を覗き込む。

「今日見たお酒のCM、すごく綺麗だった…」

「……光の君のやつ?」

「うん」

「あれ二十歳になって初めての酒のCM…」

綺麗…か…

晶さんに言われて撮影を思い出した。

撮影時に艶を出して舞え。なんて言われてどうしたもんかと思う俺にチンピラ髭が言った言葉。

“仔猫ちゃん抱いて射った時を思い出せ──”

なんて言われてやってみれば一発でOK貰えたCMだ。


それを綺麗なんて言ってくれる晶さんに少し悪い気がする──

思いっきり晶さんとのセックス思い出しながら撮影したなんて言えないな…

晶さんの感じる表情を思い浮かべて俺も感じる──

あの衣装の下衣の中で、俺の下半身は勃起しまくってたんだけど……。




「初めてのお酒のCM?」

「うん、ホントは夏場のビールの依頼だったんだけど誕生日的に撮影ギリギリ。夏に間に合わないからビールは冬に発売されるやつをまた撮る」

「そか、夏希ちゃん誕生日夏か?名前もそうだもんね」

「うん」

「いつ?」

「………」

「あたしと知り合う前?」

「……うん……7月7日」


それこそ舞花と恋人ゴッコの真っ最中だった。


俺のファンだって言うだけあって、舞花はしっかりと俺のプロフィールを記憶していた。

社長に頼まれて始めた恋人のフリ。

偽りの熱愛をスクープさせる為に初めて二人で食事をした帰りにわざと目立つ場所で舞花の腰を抱き寄せてディープなキスをした。

しかもシャッターチャンスを与えるように結構長めに──


絡めた舌を外すと溺れたような目で舞花は俺を見つめていた…

「舞花、色っぽいね…俺、舞花みたいな女かなりタイプ」

吐息を漏らしながら口にするとまた舌を絡める。

恋人ゴッコを始めたその日から、熱いキスを交わし御忍びの熱愛を路上で晒す…

芸能人が本気の相手と路上でなんかする筈もなく…

素人の舞花はそんなことも知らず、ファンの域を越えて俺に夢中になり始めていた。



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