隣国への旅立ち-5
「えっ?!そんな・・・嫌です!!!」
「必ず君を連れ戻す、約束する。」
「私はあの王子と結婚しなくていいという事ですか?」
「ああ、そうだ!私たちにも考えがあるからな。」
「・・・本当に助けに来てもらえますか?」
「ああ、約束する。」
「ティアラ、ほんの少しだけ辛抱してくれないかしら・・・?
あなたが今ここで王子の受け入れを拒否したら、きっと戦争になってしまう。
国王は約束は必ず守る方よ。信じて。」
自分の行動で戦争が始まってしまうというかもしれないという、
重圧感がティアラにのしかかる。
仕方なくティアラは了解した。