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《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

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〈狂育〉-4

「ひぐッ…!!ぱ…パパ…ッ!ふひ…ふひ…ッ!」


左右から両腕を掴まれて案山子(かかし)のようにされた姿は、言ってみれば処刑台に磔にされたのと同じである。
亜季は観念したように歯を食い縛り、固く目を閉じた……。


(やれやれ。お姉ちゃんの次はパパかよ?全く困った妹だな……)


ドアの隙間から覗き見ていた長髪男は、少し呆れたように溜め息を吐くと、グイとドアを開けて一歩を踏み入れた。

もう充分に亜季は怯えているし、これ以上怖がらせる必要もあるまい。

言ってみれば長髪男の謀った通りに亜季は部屋を飛び出し、そして待ち構えていた男の集団に怒号と乱暴を受けたのだ……。


『やめろッ!亜季ちゃんに何をするんだ!』

「ッ!?」


突然の“一喝”に人垣は散々に崩れ去り、亜季は長髪男の脇に抱えられて、拐われるようにしてドアの中に運ばれた。
視界は目まぐるしく変わり、それはさっき見た光景を逆回転させて再生しているよう。
何だかんだとあったが、つまり結局のところ、元の監禁部屋の中に長髪男の手によって連れ戻されたのだ。


『駄目じゃないか。お兄ちゃんから離れて勝手に出て行っちゃ……』


ある程度の落ち着きを取り戻した時には、亜季はベッドの上に座らされており、、いわゆる後ろ抱っこの形で男にそっと抱き締められて、叱るように諭されていた。

手も足もガタガタと震えが止まず、それは治まる様子すらない。
この今の状況の方が安らげるくらい、先程の集団の怒号や行動は亜季には怖くて堪らなかったのだ。



『怖かったよね?でももう大丈夫……お兄ちゃんが居れば、亜季ちゃんは大丈夫なんだから……』


耳元で囁かれる言葉など、ほとんど聞こえてはいなかった。

この男がまた嫌で恥ずかしいコトを強いてきても、もう亜季には逃げる道はない。
辿り着きたい自分の家と、この閉じ込められている空間との狭間は、圧倒的な暴力の世界で占められている。

そこを掻い潜れると思えるほど脚力に自信は無かったし、再びドアを開ける度胸もない。

完全に一人ぼっちになったと悟った亜季は嗚咽を漏らし、下唇を噛みながらボロボロと涙を流しだした。




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