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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 情報その5 〜-2

〜インド神話・マヌ法典〜
 創造神の化身を助けた男神が、洪水後の世界に、人の始祖となって男と女を造りました。 どのように造ったかは定かではありませんが、最初の1人が男ということは確定しています。 


〜エジプト神話・都市伝承〜
 両性具有の神が吐いた唾から男が、嘔吐した吐瀉物から女が生まれました。 男には天空と虚無の性質が与えられ、空高く飛翔し、なんでも吸収する素養が与えられたといいます。 一方で女には大地と湿り気の性質が与えられ、地を這い、ひたすら自慰と浅ましい妄想によって股間を湿らせる素養のみを与えたとされています。 両性具有なクセにヒトを生み出す方法が唾だったり嘔吐だったりするのは、いまいち釈然としませんね。 まあ神様なので想像するだけ野暮なのかもしれませんけど。


〜ギリシャ神話・人間誕生〜
 神は金、白銀、青銅、鉄といった金属を元に男を造りました。 一方女は複雑で、粘土で美しい乙女を造り、衣を与え、風雅、官能、狡賢さ、恥知らずな心を吹き込むと女になったそうです。 最初の女は神との約束を破って『パンドラの箱』を開け、世界に『欺瞞』『淫乱』『性欲』『自慰』『露出』『調教』『隷属』『畜化』といった悪徳――すべて牝の本性と重なるのは必然ですね――を広めました。 私にとって、ギリシャ神話における女の原罪が最も罪深いように感じられます。 この原罪を前にすると、現代の私達が悪徳を体現して――人前で自慰に励み、淫乱な汁で膣を濡らし、恥ずかしい肉体になるべく拡張を懇願し、家畜の身分に自らを落し、公衆の面前でオマンコを開いて――恥を掻くことは、仕方がないと合点がいきます。


 ……。

 他にも『バビロニア』『インカ』『メキシコ』『檀君神話』といった、世界各地の民族伝承が載っていました。 なるほど、神話伝承を見るにつけ、私にもおぼろげながら見えてきたかもしれません。

・古来神々が寵愛したのは男であり、女は男に傅(かしず)くために生まれてきた。 
・大古の女は自分の本分を弁えていた。 逆にいえば、旧世紀の女は、あるべき姿、果たすべき役割から遠ざかった。

 上記の点は間違いなくいえそうです。 現代の私たちの有り様は、幼年学校と比べると下等なように思えます。 何しろ幼年学校時代ですが、今から思えば何不自由なく贅沢を享有して、好き放題、我儘いっぱいに過ごしてきました。 それが学園に入ると一転して、いつでも自分は支配される側、服従する側で、誰彼の区別なくオマンコを拡げる毎日です。
 
 けれど、これも『大古への回帰』と考えれば、通過点として仕方ないのかもしれません。 思い上がった旧世紀女性の原罪を誰かが償わなくちゃいけないなら、それは弱者の仕事です。 そして現代の弱者といえば、優秀でないモノ――即ち雌である私達――に他なりません。 

 『所詮は神話』
 『神話を造った人に都合よくできている』
 『神話は改変されている』
 『解釈によってどうとでもなる』

 頭では分かっていても、数々の神話が描く女の『性』が悉く『マンコ』な記述です。 神話の時代から『マンコ』だったなら、やっぱり私たちもそうなんでしょうか。 自分は『マンコ』であり、『オマンコ』ですらない存在だと、受け入れるしかないんですよね、きっと。

 でも、だからって私の行動が変わるわけじゃないです。
 それはそれ、これはこれですよ。 『オマンコ』だろうと『マンコ』だろうと、私は私でいいんです。


 ……。


 お終いの方でみたいくつかのHP――【A4番】【B2番】【A1番】先輩方の作品――はさて置き、どのHPも『料理洗濯家事執事、運動計算家計管理、風俗体形精神奉仕、例外なく旧世紀より現代が優れている』ために、私たち牝は全てに対して『全裸でオマンコをおっぴろげながら取り組むべき』という結論に辿り着いていました。 まず結論ありきだから、しょうがないといえばしょうがないんですが、こうも同じ論旨を丁寧な演出付のHPで列記されると……つい本気で『私もオマンコ拡げて頑張ろう』なんて考えが浮かぶから不思議ですよね。 これって一種の洗脳だと思います。

 オマンコをおっぴろげるだけで何でも解決するなら、こんな楽なことはありません。 洗脳されそうになるたび慌てて自分の頬っぺたを抓り、どうにか最後まで正気でいることができました。 私が膣を拡げるとすれば、それは膣の公開が自分の将来に繋がるからです。 他の理由なんてありえません。 私は学園で優秀な成績をとり、アイドルの道を歩むんです。 よしんばアイドルに慣れなかったとしても、ある程度人がましく生きる社会人になるんです。 ただオマンコを拡げるんじゃなくて、上手くいえないけど、拡げさせられたくないから、進んで拡げるわけです。 学園の方針に乗っかりつつ、本当に乗せられるわけにはいきません。

 自分がどうすれば学園に染まらず、また学園からはみ出さずに進めるのか。 そこの所を常に考えながら過ごさなくちゃ――改めて私はそう思いました。



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