取引-7
「こんな可愛らしい人が、淫乱だったなんて驚きましたよ。
でも、わたくしはあなたを卑下はしませんよ。
ますますあなたの事が気に入ってしまいました。」
戸惑うティアラに、王子はいやらしい顔つきで続ける。
「では、わたくしのペニスも舐めなさい。
そうすればこのペンダント、お返ししてもよろしいですよ。」
そう言うと、王子は自分の下腹部に導びこうと、ティアラの手を取る。
そして彼女の唇を奪おうと顔を近づけてきた。
「やっ・・・やだっ!!」
ティアラは夢中で王子を突き放した。
ティアラとそう変わらない身長の王子は、
突然ティアラに力強く押されて後ろへよろけた。
その隙に、ティアラは無我夢中で庭園から逃げ出す。
しかし王子は彼女が走っていく様を見届けただけで、彼女を追いかけはしなかった。