投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

First Love
【女性向け 官能小説】

First Loveの最初へ First Love 2 First Love 4 First Loveの最後へ

First Love-3

「んっ……あっ、はぁんっ……」

 彼の右手がゆっくりと肌を滑り降りてきます。
 身体がぴくりぴくりと反応し、甘い声がくちから零れ落ちていきました。

「詠歌……大好きだよ」

 ささやくような彼の声。わたしも彼の名前を何度も呼んで、快楽の波に身を任せました。
 彼の指がわたしの敏感な部分に触れ、とろりと蜜が溢れます。
 晴也なら……きっとわたしをその大きな愛と優しさで包んでくれるはず──。わたしは目を閉じ、彼の愛撫に深く酔いしれました。

「痛かったら言ってね。我慢は絶対にしなくていいから」
「うん……大丈夫よ。晴也、きて」

 晴也の大きく膨らみ、そそり勃ったお肉の棒がわたしの中にずぶりずぶりと突き刺さっていきます。
 避妊具のせいなのか、それとも初めてだからか──痛みがないと言えば嘘になりますが、彼を受け入れることに夢中になっていたわたしには、その痛みさえも愛しいものに感じました。

「あっ……はぁあんっ……んっ、あぁっ……晴也の……奥まできてるよぉ……」
「あぁ……詠歌の中、絡みついてくるみたい……すっげぇ気持ちいい……詠歌の感じてる顔、可愛すぎてえろすぎて……あぁ……」

 彼がゆっくりと腰を振り、ため息のような声を洩らします。
 わたしたちはひとつになり、深い歓びに包まれていきました。

 初めての交接はうまくいかないことが多いと聞いたことがありますが、晴也はとても丁寧に、そして慎重にわたしの反応を伺いながら身体を沈め、絶妙のタイミングでリズミカルにわたしを刺激し、震わせていきました。

「晴也……晴也……わたし、晴也の恋人になれて、ほんとうに幸せ……」
「俺もだよ。あぁ……詠歌、愛してるよ。愛してる」
「あぁんっ……はぁんっ……んっあぁっ……はあぁんっ……」
「すごく締まってる……気持ちよすぎてすぐにでもイッちゃいそうだ……」

 卑猥な音が彼の部屋の中に響きます。
 吐息が重なり、彼がわたしのすべてを覆い尽くすようにわたしを波立てました。

 愛するひとと肌を合わせることが、こんなにも幸福なことだったなんて──。

「晴也……わたし──こんな気持ち、初めて……あっ、あぁんっ……それ──そこ、なんだかすごく気持ちいいの……はぁんっ、ぁんっ」
「感じてくれているんだね、嬉しいよ……俺もすごく気持ちいい。感じてる詠歌、可愛くてたまらない」

 快楽の波が押し寄せてきます。何か特別な信号が脳から送られてきているような感じがしました。身体が弓なりに反り、腰を振る彼のその律動にあわせて甘い声が零れていきました。

「あぁっ……はぁんっ……あっ、あぁんっ……なんだか──なんだか不思議な感じがするの、きゅんきゅんして……晴也、わたし──わたし、あぁっ、あっ、あっ」
「イキそうなんだね? 俺ももうそろそろ限界なんだ……あぁ、気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだ……あぁ、まずい。イキそうっ」


First Loveの最初へ First Love 2 First Love 4 First Loveの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前