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なつやすみ下弦の夜
【学園物 官能小説】

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下弦の月は、深夜0時にのぼりはじめる-4

僕はカズミを遊具に腰かけさせて、ユカタのスキマを広げて手を差し込んで、胸やお尻を触りだした。
「あれ、下着はつけとらへんの?」
「知らんのん?当たり前やん。」
僕は遊具の上にカズミを乗せて、ユカタのスソをめくってカズミの股間に目をそそいだ。広場を照らす頼りない街灯の光なのに、カズミの股間はハッキリと縦の影を描き出していた。僕はズボンをずらして、抑えきれなくなってたおチ○チンをつまみ出した。
「よくわからないから、これだけのことしか出来ないよ。」

僕はカズミの脚を広げると、股間の縦の影をおチ○チンの先でなぞり始めた。
「ああ、何かすごくいい。こんな気持ちになったの初めて。」
「僕も、こんなの初めて……」
股間の縦の影からは、熱い液が染み出してきて僕のおチ○チンをなめらかに滑らせる。実は僕はセックスの「本当のやり方」に自信がなかった。だからこのまま頂点に達しようと思ってた。

「イヤ、キャ─────ッ!」

カズミが悲鳴をあげて僕に抱きついてきた。僕はあわててカズミを支えた。
「ど…どないしたん?」
僕が聞くと、カズミは半泣きの声で答えた。
「ひ……火の玉がこっちを見とる!」
僕はこわごわ後ろを見た。広場を囲む樹の上に、オレンジ色の光が浮かんでいる。僕は言った。
「ち……違うわ。あれはお月さん、下弦の月やわ。出たばっかりやから、あんな色しとるんやわ。」
「なんや。お月さんやったら怖いことないわ……あれ?」
「あ……!」

今の接近で、僕のおチ○チンがカズミの縦の影を割って入ってしまったんだ。カズミはもがいて言った。
「え…入っとる。入ってもとる。」
「ほんまや……あれ?」
「アカン…動いたら…チカラ抜けてまう〜ちょっと待って…ちょっと……このままでおって……」
カズミの身体の中の熱さが、だんだん僕のおチ○チンを包んでくる。カズミからおチ○チンを抜こうとするとカズミが、
「まだ……まだ何かうまくだせない〜」と僕を抱きしめてくる。僕とカズミは遊具の上でエッチと言うより、トラブル解決に悪戦苦闘していた。

「お〜い、お月さん、見てますか─── 」
カズミは遊具のてっぺんに全裸で立って、すっかり白くなった下弦の月に呼びかけていた。僕は遊具の下で、下弦の月をデジカメで「どアップ」撮影していた。
「もう、さっさとユカタ着とかんと、蚊に噛まれるで。」
あのあと僕はイッキにおチ○チンを引き抜いた。
引き抜いたとたんにおチ○チンが白い液を放ったので、カズミに「中出し」はせずにすんだ。

カズミはユカタを身体にはおると、遊具から降りてきた。カズミがずっとニコニコしているのがら僕には理解できなかった。突発的だけど、僕のエロい下心でカズミを「犯して」しまったのに。降りてきたカズミは僕の肩を抱いて言った。
「ありがと。私もみんなと同じ夏休みに、『ヒショジョ』から『ヒショジョ』になれたわ。」
カズミの言うことが、ますますわからない。
「え、それどういう事?」
カズミは落ちていた木の枝で、下弦の光でほのかに明るい広場の地面に、黒々と字を書いた。
「ほら、私も『悲処女』から『非処女』になれたって事よ。」

僕にはまだまだわからなかった。
(処女って、悲しいものなんだろうか?)


  ━━この話、ここまででございます━━



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