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xxxHOLIC+〜憂鬱来て〜
【二次創作 その他小説】

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xxxHOLIC+〜憂鬱来て〜(前編)-2

ハルヒはキョンの襟をつかむと扉の方へとガンガン進んでいく。
「涼宮さん、少々彼にお話したい事があります。なので先にげた箱でお待ちください」
ハルヒは古泉に促されるがまま部室をあとにした。
「で、話しって何?」
キョンの前には三人が一列横隊を組んでいた。
「涼宮さんが言っていた店についてですよ。 詳しい事は長門さんから」
「正しく言語化できるかわからない。 涼宮ハルヒとあなたがその場所に行くのは必然。だけど、我々が行くことは出来ない。情報思念体はこのことを事態の好転になると考えている」
「全く分からん。 古泉、通訳しろ」
古泉は肩をすくめて見せた。
「簡単に言いましょう。 あなたと涼宮さんはその店に行く必要があって、我々三人には無い。 と言っても我々は招かれていないと言うべきかもしれない」
「未来から見てもこれは規定事項なんです」
みくるは潤んだ瞳でキョンを見た。
キョンは重要な事を思い出した。 彼等は宇宙人もどき、超能力者、未来人であり。 キョンには計り知れない団体に属していて、そいつ等がハルヒをいろんな意味で見守っていると言うことを。
「機関に問い合わせて見たのですが、その店に涼宮さんが行くことは涼宮さんの心身の安定につながるとのことです」
「わかった。ハルヒがそこに行くのは後ろの奴らは認めているがやはり心配で俺も巻き込む結果になったって事か」
「そう」
キョンはわかったよと言ってハルヒが首をのばしているであろうげた箱に向かって行った。

「来るわね」
侑子は縁側に座り四月一日のいれた緑茶をすすった。
「来るって。何が来るんですか?」
「創造と破壊。 あとそれに巻き込まれた哀れな者」
「はあ」
四月一日は気のない返事をしながら庭の草を毟っていた。

「ここよ! どう?怪しいと思わない?」
「まあ、そうかな」
ハルヒとキョンは侑子の店の入り口にたたずんでいた。
「あれ、何か…?」四月一日はハルヒ達に気づき問いかけた
「あんたここのヒト?」
ハルヒの迫力に四月一日は一歩うしろに下がった。
「どうぞ。入りなさい。 四月一日、案内してあげて」
侑子はそれだけ言うと中に引っ込んだ。

〜続く〜


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