投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

少年に墜とされる風俗嬢
【ショタ 官能小説】

少年に墜とされる風俗嬢の最初へ 少年に墜とされる風俗嬢 2 少年に墜とされる風俗嬢 4 少年に墜とされる風俗嬢の最後へ

日常-3


彩音は非現実的な時間から解放され、新宿駅に到着していた。
ホームを歩き東口方面へと向かう。  
東洋一の歓楽街と称される歌舞伎町は今日も人でごった返している。

その人込みを避けるように職場に向けて歩き始める。  

職場までの道中、あの非現実的な状況を再度思い返す。
あの少年の事が脳裏から離れなかった。
あんな幼い子供が、痴漢行為を行っていた事・それに濡れてしまった事。  

快感を与えられていたとは思えないが、濡れていた事は事実だった。    

区役所通りに入り、しばらく歩くと彩音が働く風俗店に到着した。  
(忘れよう!次やられたら怒れば大丈夫でしょ。)

常に目立ったグループの中心にいた彩音は本能的にあの少年が、自分より下の人間だという事を理解していた。

大学時代、冴えない男子に色目を使いレポートを書かせていた事を思い出した。
勘違いした男子に言い寄られた事があったが、怒りの表情を浮かべるだけで、男子生徒は言い寄る事を辞めていた。  
学生の時は陰キャラと呼んでいた男子とあの少年は同じタイプの人間だと確信し、彩音は安心した。  

「おはよーございます」
店に入りスタッフ・キャストに挨拶する。  

「さとねさん。おはようございます!」
スタッフの将が後ろから声をかけてくる。  

源氏名で呼ばれるようになって、早1年。 初めは呼ばれても気付けない事も多かったが、慣れてからは自然に返事が出来るようになっていた。  

「うん。おはよー」
振り向き、将の方を向くと  
「あれ?さとねさん、いつもと雰囲気違くないっすか?」
「え?そう?」
「何か色っぽいというか…顔赤いっすよ。」   少しドキッとした。  

「少し熱っぽくてね。」
とっさに誤魔化した。  

「大丈夫っすか?今日金曜日だしさとねさん、いつも以上に予約入ってますよ。」
「大丈夫だよ。明日休みだしね。今日1日なら問題ないよ。」
「しんどくなったら言って下さいね。さとねさんは稼ぎ頭なんだし、多少の無理は通りますから。」
「ありがとー。キツくなったら言うね。」   将との会話を終え、待機室に向かう。
幸いな事に待機室は誰もいなかった。
金曜日で出勤している子は出払っているのだろう    

時間は17時45分。
予約は19時からだから少しの余裕がある。  

(稼ぎ頭か…)
メイク道具を取り出しながら、将に言われた言葉を思い出す。  

将は良いスタッフだと思う。
学生時代キャバクラで働いていた時のスタッフは最悪だった。
売り上げが良いキャストと悪いキャストで扱い方が全く違い、それはキャストにも伝染した。
新人いじめなど日常茶飯事だったし、スタッフはそれを注意する事もなかった。  

彩音は売り上げがそれなりに良かったため、いじめの標的になることはなかったがそれでも見ていて良い気持ちはしなかった。
強がって、いじめる側に回った事も何度かあったが、家に帰ると稼げなくなった自分はどうなるのだろうという恐怖が常にあった。  

大学卒業し、店を変えキャバクラ嬢からヘルス嬢に堕ちた彩音は当初その恐怖感を抱いていたが、将を見て店を信頼する事が出来た。   店舗運営に関わる全ての業務をこなし、キャストの良き相談相手となる将はキャストから信頼を集めている。  

先程言った、稼ぎ頭だから無理が通るというのも深い意味はないだろう。
稼げていない子相手なら違う言い方で気遣ったはずだ。    

「おはよー!!」
待機室のドアが勢いよく開く。  

「おはよ。ってかびっくりするでしょ。ドアくらい静かに開けてよ。」

思考を邪魔され、不機嫌そうに注意する。     「ごめんごめん(笑)今日金曜日だしテンション上げていこうと思ってさ!」


彼女の名前は里香。 彩音と同じ年だが、高校卒業と同時にこの店で働きだした彼女は毎月売り上げを上げる稼ぎ頭の1人だった。  

「あんた、テンションいつも高いじゃん。金曜日だけみたいに言わないでよ。」

「あれ?彩音、何か不機嫌??何かあった?」  

里香とは店の外でも会う友達という事もり、本名を教えていた。
待機室に他のキャストがいる時はさとねと呼ぶ事から、馬鹿そうに見えて馬鹿ではないのだろうというのが里香の評価だった。  

「痴漢されたんだよね…」 里香相手だと、隠したいことも隠す気にならない事は1年程の付き合いで分かっていた。  

「マジで?それキツイねー。どんな奴にされたの?」
「小学生」
首を振り、溜息交じりに答える。  

「は?」
「小学生に触られた。」  

里香は驚きのあまり、表情が無くなっている。

それからしばらくして  
「あー、その子、渋谷で降りた?」
「何で知ってるの?」
「この業界じゃ結構有名な子だよ。電車で風俗嬢ばっか狙って痴漢する話。」
「あのガキ…」  

思い起こせば、彩音が風俗嬢だという事を少年は分かっていた。  

「他の店の子から聞いたんだけどさ…」
「何を?」
「かなり上手いらしいよ。」  

彩音が不思議そうに里香を見ると、里香は少し笑いながら答えた

「エッチ」


少年に墜とされる風俗嬢の最初へ 少年に墜とされる風俗嬢 2 少年に墜とされる風俗嬢 4 少年に墜とされる風俗嬢の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前