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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Runa:「虚心坦壊(懐)」-4

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!!!」

私の脳が、勇樹から与えられる快楽に処理しきれない。

勇樹の腕を潰すぐらい私は勇樹の腕を強く掴んで、絶叫する。

「舐めてるだけなのに、すっごい声出しちゃって。可愛いなぁ、もう。」

「ダメって言ったのに!ひどいっ…あぁっあんっあんっ」

首の周りを蛇が這いずり周るように勇樹の舌は私の首筋を舐めていく。

体が何度もベッドに深く沈んでは、反発する。

「いやらしい体。」

勇樹は熱っぽい視線を向け、私の呼吸が乱れる様を愉しんでいる様子だった。

「見てよこれ、瑠奈ちゃんの指の痕ついてる。」

勇樹は、私が握り潰すような勢いで掴んだ腕を目の前に差し出す。

「はぁっ…、ごめんね…。痕着いちゃった…。」

指の痕で赤くなって部分を私は指先でなぞる。

「謝らなくていいよ。むしろ嬉しいな。」

私も、勇樹に体中に付けられたキスマークを長時間鏡で眺めていたことがあって、ふとその時のことを思い出す。

「みんなに自慢していい?これ瑠奈が付けた指の痕って。」

勇樹は笑いながら、赤くなっている痕を指差す。

「ダメに決まってるでしょ!」

言葉で否定したものの、私は正反対のことを頭で考えてしまう。

体がゾクゾクと震えるのを感じ、両手で肩を抑える。

そんなの、ダメに決まっているけれど…そうやって自慢されるのだと思うと、心臓の鼓動が速くなる。

「ねぇ、勇樹。」

「なーに?」

勇樹は、私の体に触れるのを一旦止めて私のすぐ横へと体を倒す。

「勇樹は…、私につけられた痕を家に帰って鏡で見たり…それ見て一人でしたり…するの?」

自分でもよく聞き取れないくらいの小さな声が、勇樹にはちゃんと聞こえていたのかきょとんとした顔をする。

「…するよ。鏡で見て、その時のこと思い出したり痕を指で触って瑠奈のこと思い出したり…。見るだけでたっちゃうよね。」

勇樹も同じことを考えていて、ほっとして思わずため息を吐く。

「はぁー…そうなんだ。」

「えっ、なんなの?」

勇樹は、私にキスをしようと顔を近づけてくるのを、人差し指で阻止する。

勇樹の柔らかい唇に私の指が沈んでいくのを見ながら、

「私もだよ…。」と答える。

それまで、ニタニタした笑みを浮かべていた勇樹が真剣な表情に変わっていく。

私は勇樹の唇を抑える人差し指を、静かに下げて行きそっと唇を重ねる。

「勇樹…、またいっぱい痕つけてよ。当分消えないくらい…ね。」

私は、胸を隠していた腕を少しずつ下げていく。

「はいっ…。」

勇樹の首筋に、汗ばんだ自分の両腕で抱きついてキスをすると、冷めていた体が少しずつ温度が上昇するようになって、心臓の鼓動も速くなる。

「瑠奈…いつもの100倍以上エロいかも。」

露出した胸の膨らみに埋まるように、勇樹は顔を擦りつけてくる。

勇樹の鼻の先が胸や乳首に擦れて、吐息が漏れてしまう。

「んっ…、そんなにがっつかなくても…あんっ」

鼻の先って、別に普段はなんとも思わないけど、こうやって肌を刺激されるとなんだか柔らかくて気持ちいいな…。

勇樹は、胸に顔を埋めたまま話すので、声が曇って聞こえてくる。

「こんなエロい子目の前にして、冷静でいられるほど俺の理性は強くないよ。」

そう言って、勇樹は私の胸を横から指で突いたり、顔を挟み込むようにしたりする。

同い年の男の子のはずなのに、勇樹が無邪気な子供のように見えてしまう。

まるで、幼稚園児や小学生の男の子に体を悪戯されてるみたい…。

でも、男の人は小さくても男に変わりなくて…きっと勇樹が小さい子だったとしてもこうやって一生懸命私のことを気持ちよくしてくれるんだろうな…。

「あっ…やっ…」

勇樹が、胸の表面を指先でなぞるようにするたびに、私の硬くなっている乳首が彼の指の1本1本に引っかかって、そのたびに背筋に電気がピリッと流れてそれが脳へと伝わってくる。

「瑠奈のおっぱいはさー、乳首は最初柔らかいのにこうやって触っていくとどんどん硬くなって、ちょっと乳首も膨らんでて可愛いんだよねー。あ〜興奮してきてるんだな、って思うとすっごくエッチだなぁって思うよ。」

「恥ずかしいこと言わないでよっ!あんっ…。勇樹の触り方がいやらしいのよぉ…んんって…」

勇樹に辱めを受けて、悔しくて言い返そうとしても、私の性に塗れた脳内はそれを許してくれない。

気持ち良さが優先して、まともに喋れなくなってしまう。





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