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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Runa:「虚心坦壊(懐)」-16

勇樹は私の胸に顔を埋める。

「瑠奈のこと、イカせたいのにっ…最近は俺が気持ち良くなってばっかり…。あっ…俺は瑠奈のこといっぱいイカせてあげたいのに。」

勇樹が、そう言って私の体に顔を埋める姿が、小さな子供ように見える。

「んっ…、いいのっ。今までいっぱい気持ち良くしてもらったから…。今度は勇樹の番。」

そんな勇樹の姿を愛おしく感じて、私は勇樹の頭を撫でる。

「じゃあ、キスして。」

「うん…。」

いつものキスのように、私と勇樹はお互いの舌を絡ませ合う。

勇樹のペニスを擦るオナホールを少しだけ早く小刻みにして、勇樹が絶頂を迎えるのに私は備える。

「やばい…出るよ。」

勇樹の気持ち良さそうな顔を見ながら、私は更にオナホールを擦る速度を上げる。

快楽に歪む表情。

唇を噛みしめたり、歯を食いしばったりして、勇樹は数秒ほどで絶頂に達した。

腰を震わせて、その衝撃に耐える如く私の体にしがみつくように抱きしめている。

「気持ち良かった?」

勇樹にそう尋ねる。

「うんっ…。うん…。」

それ以外の言葉を言わず、勇樹は首を縦に振っていた。

勇樹の息遣いが私の体に当たっている。

しばらく、そのまま抱き合っていると勇樹が動き出した。

「はい、じゃあ交代ね。」

「え…?」

勇樹は私の体から離れて、立ち上がると今度は私を椅子の背もたれの方へ座らせる。

「勇樹が気持ち良さそうなら、それでいいんだよ…?」

私がそういうと、勇樹は

「瑠奈はそれでいいかもしれないけれど、俺はそんなんじゃ納得いかないよ。瑠奈がイケないまま、このまま帰っちゃうのは納得いかないしなぁ。」

そう言って、楽しそうに胸を触る。

「あんっ…待ってよ…勇樹休憩しなくていいのっ…?」

「こんなにエロい女の子が目の前に座っててそのまま終わりなんて、そんなの男が廃るよ。」

私は座らされたまま、勇樹に体を弄られる。

「へぇ、このディルドって案外柔らかくできてるんだねぇ。さすが処女用ディルド。」

勇樹は私の体から引き抜いたディルドを掲げるようにして見つめる。

「瑠奈のいやらしい汁がベットリとついてるなぁ。」

「やめてよっ…汚いから!」

勇樹は男性だというのに、ディルドを舌の先で舐めている。

「恥ずかしそうな顔してる。俺の大好物の表情。」

勇樹は舐めたディルドをゆっくりと私のいやらしいところへと挿入していく。

「あぁっ…やだぁ…」

「痛くは、なさそうでよかった。」

それまで興奮気味だった勇樹の声のトーンが急にクールダウンする。

「大丈夫っ…あんっ…ゆっくりだったから…変な感じは、したけどね。」

勇樹は変わらぬペースで、ゆっくりと私の肉壁に引っかけるようにディルドを出し入れする。

「調べたんだけどさ、ディルド入れても処女のまんまらしいよ。まぁ、そりゃそうだよね。だって、男がオナホにちんこ入れても童貞卒業、なんて聞いたことないし。」

勇樹は時間をかけて丁寧私の体を触ったり、舐めたりしながら絶頂へと導いていく。

ふと、薄目で外の方を見るとすっかり日は沈んで、暗くなっていた。

私を抱きしめるようにして、腰を浮かせて私の肉唇とディルドを擦り合わせる。

「はぁっ…あんっあんっ…あっんっ…」

「そろそろ…イキそうなんだね?」

お互い、絶頂を迎える時にキスをしたままというのが、好きなのか一種の義務と化しているのかは分からないが、勇樹は舌を絡めてくる。

絶頂を迎える瞬間、というのは失禁してしまう時の感覚に近い。

それを人に見られながら達してしまう瞬間というのは、恥ずかしいものなのに、快楽がそこに加わることで、羞恥心が鈍ってしまう。

だから、こうやって絶頂を迎える時にキスをされるのは心が落ち着く。

イッてもいいよ、と言われているような気分。

恥ずかしくて人前でできない行為を受け入れられてもらってるような気分になって、頭が真っ白になる。

「んんっ!」

そして私の体は宙に浮くような、ふわふわした余韻が残る。

「気持ち良かった?」

私は勇樹にそう聞かれて、素直に「うん…。」と答えられるようになった。


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