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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Runa:「虚心坦壊(懐)」-14

言われた通り、私は恐る恐る足を立てて立ち上がろうとする。

「うんんっ…!」

私の肉の壁にこの無機物の先端の部分が引っかかって、その感触が体にビリビリと電流の様に伝わってくる。

ディルドが抜けた瞬間、体にこじ開けられた入口が塞がっていくような感じがしたが、まだ下半身の違和感なるものまでは、消えていなかった。

「俺の方を見て。」

私はそう言われて勇樹の方を見る。

勇樹の体は私の体の熱で汗を書いているらしく、所々汗ばんでいる。

その流れで、私は勇樹の肉棒へと視線を移す。

勇樹のそれは、私が被せたオナホールに覆われたまま、滾りを維持している様子だった。

「う〜ん。」

勇樹は座ったまま、私の体をつま先から頭まで舐めまわすような視線で見る。

「なにっ…。」

以前もあったが、何もせずただ体をじろじろと見つめられるのもそれはそれで苦手だった。

「ねぇ、どうして俺のこと気持ちよくしたいの?」

「それは…っ」

小学生の時、悪戯をした男子生徒が教壇の上に立たされて「どうしてこんなことをしたのか?」と、みんなに問い立たされている光景がふと頭に浮かぶ。

私は何か悪いことをしたわけではないが、教壇に立たされている当時の男子生徒の心理状況がなんとなく分かる気がした。

今の私もそんな気分だった。

私にいるのは勇樹ただ一人だけなのに、色んな人の視線が私の体に注がれているような感じがして、体が竦む。

「そんなの、いつも私が勇樹に好きなようにされているからに決まってるじゃない。仕返ししたいのっ。」

「へぇ〜そうなんだ。」

勇樹は不敵な笑みを浮かべながら私の瞳の奥を覗き込むように見ている。

「ちょっと!」

勇樹は私の手を強引に引っ張って、脚を開いて椅子に跨るようになる。

私の腰を勇樹は両手で支えて、少しずつ力を入れながら私の肉唇にディルドを咥えさせる。

「いやっ…いきなりなんなのよっ…あんっ…」

私の体はまたゆっくりと、ディルドを咥えこんでいく。

あの不快な玩具に肉をこじ開けられる感覚が下半身から脳まで伝わってくる。

少し不快なのに、ディルドのカリの部分が私の肉壁に引っかかる。

「あっ…いやっ…」

「こっちを見て。」

私が根元までそれを咥えこんだのを確認すると、勇樹がそう言った。

私と勇樹はお互い向き合うように体を密着させ、お互いが玩具の性器に犯されていた。

「これ、本当のセックスなら対面座位って言うらしいんだけどね。この体勢が一番好きなんだ。」

勇樹は背中まで手を回して私の腰を抱きしめ、お互いの体が引き付けあうように密着する。

私と勇樹の汗ばんだ体は、吸盤のようにペタペタと貼りついては、少しだけ離れたりするのを繰り返す。

「こうやって、密着するの…俺好きなんだよね。すぐにキスもできるし。」

「んんっ!」

勇樹は唇を押し付けるように強く私に口づけをする。

「おっぱいも触りやすいしさ、乳首や、体の色々なところも舐めたり、キスマークつけたり。」

「あんっ…いやんっ…あっあっ」

勇樹は自分で言ったのと同じように、私の胸を触って、体の至るところに舌を沿わせ、私の胸の上の近くに唇の痕を鮮やかに刻む。

「なにより、瑠奈が感じている表情や、息遣いの荒さ、喘ぎ声や体の微かな震えまで、ダイレクトに伝わってくるからいい。俺はだからこの体位が好き。瑠奈…俺は、君が感じている姿を見るのが、一番気持ち良くなれると思う。だから、何もしなくても瑠奈は瑠奈が思うままに感じて、淫れてしまえば俺はそれだけで満足なんだよねぇ。」

勇樹はそう言って、私の腰を掴んでディルドを擦り合わせるように私の体をピストンさせる。

「それじゃあ…私が…あっあんんっ!また勇樹に…良い様にされてるだけじゃないっ!…いやぁぁっ…動かさないで…」

「あぁ〜すっごい気持ち良さそうな声してる。おっぱい凄い揺れてて厭らし。そうなってるところを見るのが一番幸せだよ。だって、瑠奈のこんな姿瑠奈のお父さんやお母さんも、学校のみんなも知らないんだよ?俺と陽だけが、瑠奈のいやらしい姿を知ってる。いや…もう陽ですら、知らないかもね。」

私も気付いていた。

陽ちゃんとの行為は確かに気持ち良かった。陽ちゃんの前では、はしたない自分を隠す必要もないし、お互いがどうされたら気持ちいいかなんてこと、分かっているのだから気持ちいいに決まってる。

でも…。

「勇樹はぁっ…あんっ…ずるい…」

勇樹は、テクニックも陽ちゃんほど上手くないのに、私はここ最近ではもう勇樹との行為の方が激しく感じていることに気付いていた。

体の中に残る勇樹の指先や、舌のザラザラした感覚。



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