どっちが好き ?-5
「〜っ、、 〜っ、」
ちづるは恥ずかしくなり、
今にも泣いてしまいそうな顔をする。
抱きしめあっているまま、
少し考えた後に言う。
「聞いて いい?」
「んーー? 」
「漏らしちゃった人 いた?」
「、え?」
「エッチの 時、、
っ 過去に 」
「え? 」
元カノ で? って事か
、 、 、、そういや
居たな
タクミは元カノで、ちづるのように
エッチの時に漏らした事のある人が
居た事を思い出す。
しかしその女は、ちづるのように、
そこまで気にするような女ではなかった。
「違う液体が、出たっぽい」と
あっけらかんと笑ってタクミに言っていた。
タクミがその女を思い出していると、
ちづるが言う。
「ぁ、。 あの、
言いたくなかったら、、
いいから ね?
ちょっと、聞いてみたかった
だけってゆーか、 、、」
「、 、 、、。」
タクミはちづるの顔を見る。
近い距離で真っ直ぐに見つめながら
こう言った。
「いなかったよ。」
「 ぁ、 、、」
「おしっこでしょー?
普通、漏らさないよ。」
「 ぁ、 ぅん、、。
そっか。
そーだよねー、、、」
ちづるは、無理に笑おうとする。
顔がひきつっていた。
「、 、、。
いてほしかったの?」
「、 、 、、うん。」
「 なんで。」
「だって、 、、、
いた方が、、少し安心
出来たかもしれないってゆーか。」
「 ふーーん。」
「〜っ、 、、〜っ、
タクミくんの 前で
変な 自分が、
嫌ってゆーか、、。」
「、 、 、、うん。」
「気を つける 〜っ
治す。」
「 うん。」
「、、っ でも、!
私だって、前は、
なかったんだよ?
タクミ君以外では
なかったの !
〜っ だから、 」
「だから?」
「、 、、だから、
その、、
治る 気がするし
気をつける 」
「はいはい。」
「〜っ 、 、」
タクミはちづるを愛しく思い、
バスローブを脱がせた。
自分のバスローブも脱いで、
2人は時間をかけて、ゆっくりと
SEX をした。
タクミは、SEX をすればするほど、
焦燥する自分を自覚して苦しくなった。
ちづるはSEXの最中にタクミの気持ちを
読み取ろうとする。
自分をどう思っているのか
必死に考えたが、
やはり分からなかった。