どっちが好き ?-4
ちづるは混乱して押し黙る。
タクミがボソッと言う。
「 はーー。
俺、、、
シャワー してくる。」
「 ぇ? ぁ、、、うん、」
「、 、、、。」
タクミはじっとちづるを見つめる。
ちづるは少しその目にたじろく。
タクミは小さくため息をついた後に
バスローブを持って、風呂場へ向かった。
1人になったちづるは、
シャワーの音が鳴り響く部屋で
ベッドに座り込み、考える。
考えをまとめようとする。
「、 、 、 、、。」
なん だったの ? 今の
返事?
え ? でも、、 、
勢いで
言っちゃっただけ だよね
きっと
勢い 、、? って ?
怒った 勢い
タクミ君は なんで
怒ったんだろう
私が ゆかちゃんの事
聞いたから?
うるさく思って みたいな?
うん
そっ か そうだよ
私が
うるさくしたから
別な事を言って
困らせてやろう、みたいな
そう
きっと そうだ
「でも、、。
じゃあ、、、
私がタクミ君と結婚する、
とか言い出したら、、タクミ君は
どうするんだろ、、、。 」
また 怒る かなぁ
ちづるがそんな事を考えていると、
シャワーをキュッとしめる音がした。
お風呂場のドアがバタンと開く音がした。
ちづるは慌てる。
慌てて普通にしようとする。
普通とは何かよく分からなくなり、
また慌てる。
タクミがバスローブを着て、
濡れた髪でちづるの元にきた。
ちづるをまた見つめるが、
どことなく寂しそうな目をしている。
ちづるの鼓動が早くなる。
何をどうすればいいのか分からなくなり
動揺する。
タクミはベッドの上にいるちづるに
四つん場になり近づく。
そのままキスをした。
ディープキスをして、
ちづるに覆い被さる。
「〜っ、、っ 〜っ、 」
タクミはキスを離すと、
ちづるの耳元で囁く。
「ちづちゃん、、。
好きだよ。
お願いだから、 もっと、、」
「 ぇ? 〜っ、、 ? 」
「 もっと ちゃんと、、」
俺のものに
なってよ
「 ? 、、 〜っ、
タクミ君、、 なぁに? 」
「 、、、なんでも ない。」
「 ぇ ?」
ちゃんと 、、?
ちゃんと した大人 ?
タクミはちづるを真っ直ぐ見た。
ふっと笑ってこう言った。
「なんでもないよ。
ちづちゃんて、、本当、 」
「 ?」
「 鈍感。 だね。」
「、? ぇ ? 」
「エロいのに、、鈍感だから
変な男に、ひっかかるんだよ。
俺みたいな。」
「、 ?
、、タクミ君は、
変な男じゃ ないよ。」
「 そうかな、、。」
「ん、、さっきも言ったでしょ?
いい男 だよ。」
「、 、、。」
絶対に 逃がさない
もし 俺から逃げようとしたら
「タクミ くん、 、」
「 ん?」
「 抱っこ して。」
「 、、ん。
ほら、おいで。」
監禁する
首絞めちゃう
苛めぬいて
犯して
俺だけの 世界の中に
「タクミ君、、 暖かい。」
「 もう1回、 しよっか。」
あ、 。
俺
こ わー い
ヤバイ人に なった かも
ちづちゃんと 出会って
「うん、、 。」
「ぁ、トイレは?
ちゃんと行った?」
「ん、、 うん、 」
「お外で漏らさなくて、
良かったね。」
「、っ ! 、ん、でも、
大丈夫だったとは、思うんだけど、
その、、
不安な だけだったの かも 」
「んーー、、 、
ちづちゃんは、
分かんないなー。」
「 ぇ?」
「俺の前で、何回漏らしたと
思ってんの?」
「 っ ! ぁ、、」
「1度なんて、
顔にかけられちゃったしー。」
「 っ、! 、、 、」