駅ビル-3
やっぱ私 変態なの ?
〜っ、 、っ、、
とにかく 手を離せば
落ち着く はず !
ちづるは
タクミの手のひらの下にある
自分の手を、ぎゅっと握る。
そのあと、ゆっくりと手をひいた。
両手を膝の上に置く。
タクミが、ちづるをじっと見る。
「、 、、? 」
ちづるは少しうつむき、
視線が泳ぐ。
同時に、腰を反らし、上半身が
何度が揺れた。
「、 、 、 、 、、。」
この顔、 、
え ?
もしかして
発情 中 ?
4名席の窓際、
向かい合わせに座っていたが
タクミは席を立つとちづるの隣に座る。
ちづるはぎょっとして、動揺が大きくなる。
タクミは、
ちづるの膝の上にある
手に、自分の手を乗せた。
ちづるは驚く。
「〜っ!? ちょっ、 、、」
思わず人目を気にして
キョロキョロとする。
店内は賑わっていて、
店員も忙しそうに動いている。
1組のカップルが、隣同時に座り
イチャつき始めた事を
気にする人間は居なかった。
タクミはニヤニヤしながらちづるを
見て、手の甲を撫でている。
何も気がつかないふりをして
手を撫でながらちづるに囁く。
「どしたの? 顔、赤いよ?」
「あ、、 ぅうん、大丈夫、、。」
「そーおー?」
「、っ タクミ君が、
隣に座ったからだよ、。」
「ぇー? それで赤いのーー?」
「うん、 〜っ
外 だし、、」
タクミは、ちづるのニットの袖から
自分の指を入れる。
人指し指と中指で、腕を撫で始めた。
撫で始めてすぐにちづるの上半身が
揺れる。
誰か、人が見ていないかと
少しだけ挙動不審になる。
太ももをモゾモゾと擦り合わせる。
少しづつ早くなる呼吸が、
タクミにバレないように
ゆっくり鼻で呼吸をしようと試みるが、
上手くやろうとすればするほど、
分からなくなってきた。
耐えきれず言う。
「、っ、そろそろ、お店出よっか?
パスタ、美味しかったね!」
「 ぇー? まだコーヒー
全部飲んでなーい。
ってか、ちづちゃんのも
残ってるじゃーん。」
「ぁ、 、。ぅん、、。
じゃあ、
〜っ タクミ君も、
席に戻って っ 飲も 」
その時。
タクミはテーブルの上の
自分のコーヒーを自分の前にスーっと
移動させた。
右手でちづるの手を撫でながら、
左手でコーヒーカップを持ち、
一口飲む。
「ちづちゃんのー、
隣がいいのーー。」
「〜っ、、 」
あ、。
クリ が 〜っ、
〜っ、! 、
駄目 意識しちゃ
何か 違う事 考えなきゃ!
「ふふっ、、どーしたの?
なんか 身体、揺れてない?」
「 ぇ?」
ちづるはギクリとし、
身体を硬直させた。
ピタリと動かさないように
意識する。
「揺れてないよ。
〜っ、、これ、
美味しいね !」
ちづるは、
早く店から出ようという事で
頭がいっぱいだった。
右手でコーヒーカップを持つと、
半分入っていた、
ぬるくなったコーヒーを
一気に飲み干そうとする。
しかし、動揺している事に加え、
利き手ではない方でカップを持った為
カップの傾き加減を間違えた。
コーヒーは飲めたが、
口の右上にコーヒーがかかってしまった。
同時に、少しムセてしまう。
カップを置いて、コホッ、コホッと
ムセているちづるを見て、
タクミが言う。
「大丈夫ー?
あ、ちょっと
コーヒーついちゃったー。」
タクミはテーブルの上の
紙ナプキンを取り、
ちづるの口を拭いてあげた。
ちづるはさらに動揺し、
うつむいて押し黙る。
「、っ、 〜っ、、」
気がつくとまた、モゾモゾと
太ももを擦り合わせながら
真っ赤な顔をしてうつむいている。
どうしたら良いのか分からず、
チラリとタクミの顔を見た。
タクミは、優しい目をしていた。
優しい目が、身体全体を
包み込んでいるような錯覚に、
ちづるは一瞬目眩がした。
「、 ぁ 。 、」
ぁ 、 。
その瞬間。
ぬるぬるとしていた
アソコから、じゅわっと愛液が沸き、
下着に
染みを作ったのが自分で分かった。
「〜っ、、ぁ 、。 〜っ、」
駄 目
出ちゃっ た
、 、 、 、 、、
「ちづちゃん、、。
ここ 外だから、 ね ?」
「 ぇ ? 」
「発情 しちゃ駄目だよ ?」
「 ぁ、。 〜っ、、 」
「4日間、辛かった?
俺的には
短いつもりだったんだけどなー。」
「 〜っ、 、」
「性欲、強い人にとっては
長かったかー。」
「〜っ、、 〜っ、、、」
「ふふ、っ、、
また身体 揺れてるし。
なんか息、荒くない?」
「 、っ、 大 丈夫、 、」
「、 、、。
なんで、発情しちゃったの?」
「、!?〜っ、 、 、、」
「んーー? 」
「、 、、っ、 、
手が、 、っ、 」
「手? 」
タクミはまた、
ちづるの腕を指で撫でる。
タクミはふと、思い出す。