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禁断の愛
【母子相姦 官能小説】

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禁断の愛-1

1.
 高校生の明が、仲良しグループと山中湖へ1週間の旅行に出かけた。
 中学生までは何かと母親について歩いていたが、高校生になると急に大人びてむしろ母親を避けるようになった。

 留守の間に、掃除をしてやろうと部屋に入った。
 中学生までは、いつでも勝手に部屋に入っても何のこともなかったが、高校生になると、なんとはなしに気後れがして、掃除どころか部屋のドアを開けるのにも気を使ってしまう。

 ドアを開けると、ムウーンと男の匂いが鼻をつく。
 思わず胸が高鳴る。
 息子の匂いに反応してしまう自分に、頬が火照った。
 (明も男になったんだ)

 父親に似て几帳面な明の部屋は、想像とは裏腹に綺麗に片付いている。さぞかし汚れれ放題と意気込んで入った華江は、出鼻を挫かれた思いで部屋を見回した。

 最近は会話もなく、どんな友達と付き合っているのかさえ分からない。息子の生活を見守るのは親の責任ではないか。まして、夫が単身赴任でシンガポールに行ったまま、年に数度しか戻らない今、何か問題が起これば、即自分の責任になる。

 机の引き出しを下から順に開けてみる。
 頭の良い泥棒は、下から開けるとテレビで見た覚えがある。上から開けると下の引き出しを開けるのにいちいち今開けた引き出しを閉めなければならず、手間と時間がかかるそうな。
 急ぐ必要は無いが、後ろめたさが泥棒の気分にさせたのかも知れない。

 一番下の大きな引き出しは、片手では手に余るほど重い。
 校内新聞やら参考書を順に取り出していく。
 分厚いノートの下から、女のヌード写真が目に飛び込んで来た。
 若しやと思ってはいたものの、手が震える。

 ページを捲ると、全裸の男女の絡み合った写真が次々と現れた。
 思わず、唾きを飲み込んで見入ってしまう。



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