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《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

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〈仕打ち〉-6


『ああ、そうだ。いま愛ちゃんがどんな格好してるか見せてやろうか?なんで周りが見えないか教えてやるよ』


パシャッとシャッターの切られる音が聞こえると、ジイッというファスナーを開ける音と共に左目だけが光を受けた。
なにも変わらない殺風景な室内は相変わらずで、肩越しから伸びた腕がスマホの画面を眼前に突き付けていた……。



「い…嫌ッ!?やッ…やあッ!!やあぁぁッ!!」


ニヤニヤと笑顔を作り、その崩れきったオヤジの横に並ぶ黒い“球体”……まるで恋人同士の自撮り写真のような画像に、愛は我が目を疑わざるを得なかった……。

その球体は、紛れもなく自分の顔だ……真っ黒で鈍く光る黒革のマスクは鼻と口以外の全てをスッポリと覆っており、両目の部分には金メッキの貼られたファスナーが備えられていた……それは愛が想像していた覆面レスラーのような物ではなく、変態的な性癖を持つ異常者の嗜好に叶う一品に違いなかった……。


『立派なマスクでビックリしたろう?ちょっと愛ちゃんにはゴツいけど、ペットに躾なきゃ駄目なんだから仕方ねえよなあ?』

「はずッ…外してよ、こんな…こんなの嫌あッ!!嫌あぁッ!!」


どんどん変えられていく……全くもって理解不能な姿は、その眼前にある人外にしか成せない画像は、変態と性家畜(ペット)とのツーショット写真そのものでしかなく、鬼畜オヤジ達の淫虐な計画の果てにある“未来”だといっても過言ではなかった……。



『ねえ、そろそろ愛ちゃんを餌付けしようよ?』

『ッ………』


全く空気を読まない小肥りオヤジは、いつの間にかピラフを乗せた皿を持っており、その彩り鮮やかな皿を首謀者に手渡した。
むきエビのちりばめられたピラフはゆらりと湯気を立てており、出来立てである事は一目において知れた。


(テメエ…俺が愛を躾るっつってんのによぉ…ッ)


首謀者が強張った表情でチラリと長髪男を見ると、互いの視線は重なった。
あの“話”の後というのもあるが、いつになく出過ぎる小肥りオヤジをうざったく感じるのは二人の共通した思いでもある。


(なんの為にマスク被せたと思ってんだ?邪魔ばっかしやがって…!)


首謀者が試みようとしたのは、視界を奪った上で匂いを嗅がせたり音を発てたりして食欲を刺激し、自分の手から直接に餌を摂らせる……というものだった。
それは鷹匠が鷹を手懐ける時の初手であり、飼う者と飼われる者の立場を決定付けさせる大切な“第一歩”という重要な意味を持つ。


本来なら愛の両目に掛かるファスナーは、両方とも閉まってなければならなかった。
しかし、小肥りオヤジのせいで、愛の左目はピラフを視認してしまった。


余計な邪魔さえなかったなら、首謀者は自分のタイミングで愛の《餌付け》を始めていたはず……少し苛ついた様子を見せる首謀者はスプーンでピラフを掬うと、まだ狼狽えの止まない愛の鼻先に差し出した。



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