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《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

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〈仕打ち〉-13

『ふ〜ん……じゃあさ、新しく仕入れた牝を虐めに行かない?』

『!!!』


このありがたい御誘いは、寂しい思いをしている小肥りオヤジにとって渡りに船だ。
塞いた顔は晴れやかなものに変わり、早速に瞳はキラキラと輝きを取り戻した。


『凌辱ショーだから他にもお客さんは居るけどさ、それでも構わないなら参加してよ。もちろん君は無料だよ?』

『そ…そうなんだ……い、行ってみようかな…?』


このまま此所に止まっても、きっと愛も亜季も好きには姦せないだろう。
それに仲間外れのような居心地の悪さを感じるくらいなら、一旦は他の奴らの行う凌辱ショーに参加してみるのも悪くはない。

全く知らない人ばかりの中に混じるのは抵抗感はあったが、沸き上がって止まない性欲はそれに勝っている。


小肥りオヤジは二人から離れ、引っ詰め髪の男の後を付いていった。
無論、長髪男も首謀者も、“それ”を知らない訳はなかった……。






『ヒヒヒィ!ほぅら、御主人様が身体を洗ってやるよぉ!』

「キャアッ!?イヤアァッ!!」


喧しいドアノブが静まった今、眼前の前園愛という美少女は個人の所有物となった。
もう誰にも気兼ねする必要もなく、それは愛に対してもそうだ。


六畳ほどのシャワー室は小さなバスタブを備え、空気で膨らませた灰色のエアマットが立て掛けられている。
これにベッドや冷蔵庫でもあればソープの部屋だろうが、そんな気の利いたものは置かれてなかった。



そんな狭い部屋の中で愛は尻餅をついたような格好でタイルの上を滑らされ、声を裏返しながら両手を振り回して抵抗を示す。
その光景は猫に弄ばれるネズミのような、滑稽さを秘めた悲惨さがあった。


「お願いッ…んがッ!?ら、乱暴しないでッ…やッ…やめて!!お…お願いやめてぇ!!」


どうにかしてマスクを脱がそうと愛は両手を伸ばすが、後頭部から頭頂部に掛けて走るファスナーの上に、更に跨ぐようにしてベルトまで掛かっている。
マスクは頭部から外れず、愛の悲鳴は絶叫から泣き声へと変わっていった。
数人のジャージの男達は突っ立ったままで助ける素振りは見せなかったし、長髪男が助けるはずがないのは知ってのとおりだ。


なんの為に叫ぶのだろう?


愛にとっての《敵》しかいないこの状況下に於いて、悲鳴など何の意味もなさない。

何故ならば、その哀しみに満ちた叫びは、誰かへの救援を求めるものだからだ。

守ろうとする者も、ましてや救おうとする者もいない密室では、それはただの騒音の類いでしかなく、哀しいかな、鬼畜オヤジの欲情を掻き立てる旋律でもあった。



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