そして快楽へ-2
（はぁぁ、ああ見られてる。慶ちゃんにオマンコ見られてる。どうしようビチョビチョだよぉ）
『見ないで＝見て欲しい』と言い換えてもよい。視姦されることでも興奮を覚える絵美のオマンコはどうしようもないくらい濡れている。
（スゴイいやらしい匂いだ。いかにもオマンコっていう匂い。カワイイ顔していても、ここはとんでもないスケベなんだね）
僕は、その卑猥な花弁に顔を寄せ、薄白濁した蜜汁を優しく舌で掬い取った。絵美のマン汁は、粘り気が少なくやや水っぽい。フルに感じてこの状態なのか。それてももっと感じてくれれば、更に粘度が増すのだろうか。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
舐めながら視線をあられもない声を上げている絵美の顔に移す。ドアップの恥毛の先に、先程まで舐めていた乳輪と硬直した乳首が、僕の唾液でテラテラと光っていた。
そのいやらしい姿に更なる欲情に火が着いた僕は、ピチャピチャと猫がミルクを舐めるようにクンニリングスを続けた。絵美はしばらく嫌がるように脚をバタつかせ、舐めるのに苦労したけれども、次第にオマンコを押し付けるようにしてきたから、恐らくクンニ好きなのだろう。
はぁはぁと絵美の息遣いが荒くなるにつれて、溢れ出るマン汁が心なしか粘り気が強くなり始めた気がした。
５分近く舐め続けただろうか、ピチャピチャと陰唇の狭間に溜まる蜜汁を掬い取るようにしているのを一旦止めた。そして、再度じっくりとオマンコを眺める。
女性器の中でも一番敏感だと言われるクリトリスは、やや小粒。その包皮はめくれ上がり、ピンク色のカワイらしい蕾が顔をのぞかせている。ツヤツヤと膨れ上がって見えるから、恐らく勃起状態なのであろう。クリ自体が小さめなのでそうは見えないが。
僕は、クリトリスにフッと軽く息を吹きかけてから、舌先でツンツンと突いてみた。
「はぁぅんっ」
短い言葉ながらも、一際高いトーンとともにビクンと全身が反応した。その反応を見ながら、更にクリトリスを攻撃する。
「だめぇぇん、はんはんはぁん」
ビラビラを舐めるよりも反応がスゴイ。
親指を上方向に力を入れ、クリトリスを極限まで剥き出しにする。
「あ、ダメ、それダメ」
絵美は何をされるのかを悟ったようで、させまいと下半身に力を込めてきた。僕はそれを跳ね除けるよう更に力を入れて応戦する。
「いや、ダメ。やめてぇぇん」
最後の抵抗も、男の力の前には通じず、剥き出しのクリトリスが無防備の状態で露わになった。
僕は、優しく舐め、そして口に含んだ。
「ぉあぁぁぁん、ふぅぅん、あふん、あああああぁぁぁ」
喘ぎ声にならない呻き声の様なはしたない声があがる。
「あぁぁん、ああん、ああーーーふぅん」
絵美のリミッターはもう針が振り切れる寸前になっているかのような感じ方だ。
続けてクリトリスを転がすように舐める。
「ひゃあぁぁん、ああぁぅぅぅっ、うんっ」
クリトリスを舐めたまま、空いている両手で胸を揉む。
「あぁぁん」
そして、両手の親指と人差し指で乳首を少し強めの力でつねる様にコリコリと責める。
「はぁあぅん、あぁぁぁーダメー」
かまわず乳首を弄り、クンニもスピードを上げる。
「ぁぁっ、あああっ、ぅぅぅんぐっぅぅ、ぁふんぁふん、ふんっふんっ、あああああぁぁぁ」
絵美は更に激しく感じ、僕の頭を股間に押し付けるよう両手で掴み離さない。
「ぁぁっ、ダメっダメっダメっイッちゃうっイッちゃうよ、イクっイクっイッちゃうぅぅぅぅーーーーー」
ガタガタと全身が痙攣したかのように波打ち、絶頂を迎えた。
「はぁぁっ、はぁ・・・はぁ・・・はぁ」
と、大きくゆっくりと肩で息をし、ぐったりとベッドに沈む。
僕は、その様子を黙って見つめ、優しく髪を撫でた。
絵美は、ぐったりと動くこともせず、力無く横たわったままだった。３分近くその体勢でいたが、むっくりと身体を持ち上げた。
「慶ちゃぁん、ゴメンね私だけ気持ち良くなっちゃって」
そう言って、僕の胸に抱き着いてきた。上気した頬はピンクに染まり、胸元鎖骨の辺りはしっとりと汗ばんでいる。本気で感じ、本気でイッた証拠と思っていいだろう。
相手を感じさせることで、自分の興奮も膨れ上がっていく僕としては、この時点では自分自身はまだ絶頂を迎えてはいなかったが、十分に満足していた。絵美のイッた顔は、クンニ中で尚且つ頭を抑えられていたから、残念ながら見ることが出来なかったけれど、気だるく虚ろな表情で甘えてくるのを見ると、それだけで十分だった。
「別に謝る必要はないよ。俺は自分が気持ち良くなるより、気持ち良くなってくれるのを見てる方が好きなんだ」
「えっ！？そうなの。男の人ってみんな、自分が気持ち良ければいいもんなんだって思ってたから、ちょっとビックリ。でも、気持ち良くなっている姿を見られるのもそれはそれで恥ずかしいかも・・・」
無意識なのだろうけれど、過去の男にまつわる、いわゆる『男遍歴』がチラホラと言葉の陰に見え隠れする。本人は全くそのことに気が付いていないようだが・・・僕はそれとなく気にしていた。
この歳（２７歳）まで男経験が何にもなければ、それはそれで怖い。多少は経験をしている方が安心できるという気もする。絵美の場合、ここまでの感じ方を見てみれば、処女で無いことは間違いない。それなりの経験は積んでいるであろうことは感じ取れる。
（どんな男たちにどれだけ抱かれてきたのだろうか・・・どんなことをされてきたのだろうか・・・）
興味が無いと言えば嘘になるけれども、この時はそんなことなどどうでも良かった。ただ、絵美との濃密な時間をゆっくりと楽しみたかった。
「今度は私が気持ちよくしてあげるね」
ゴロゴロスリスリ上目遣いで見上げてくる絵美は、普段のどこか幼さが残る雰囲気とは一変し、妖艶な女を感じさせる。