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恋人宣言
【女性向け 官能小説】

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今日は誕生日だけど・・・
いつも通りの仕事を終えて
いつも通り帰宅する。

コンビニで買った380円のケーキを夕飯後に食べて
スパークリングワインのボトルを飲もうかと思ったけど
1本開けちゃうと明日の会社が危ないので
缶のスパークリングワインにした。

楽しみにしていたような誕生日でもないし
プレゼントもないけど。
あ・・・チョコがあるか。
そう笑って、一口食べればチョコはすごく幸せな味がした。

直哉は仕事で頑張ってる。
応援しなくてどうする。
そう自分を納得させて
近頃今まで以上に忙しい直哉を気遣うところまで気持ちは復活した。

お風呂は、特別な日のためにとっておいたバラの入浴剤を入れて
ゆっくりと目を閉じる。

ん〜・・・いいにおい。

自分自身の誕生日をホンの少し幸せな気分でお祝いしていたら、いきなり

「気持ち良さそうだな」

と、楽しそうに笑いながら大好きな声が浴室に入ってきて
ビックリして目を開けると
浴室のドアを開けて、直哉が腕を組んで笑っていた。

「直哉」

ビックリして出ようとしたら
「ああ、良い。そのままで。俺が入るわ」
と、ネクタイを緩めて、ワイシャツとスーツを部屋で脱いで
裸の姿で浴室に現れた。

「仕事終わったの?」
「ああ、今日はごめん」

そう言って湯船の私の後ろに入りこんだ。



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