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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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帰省-2

「キモイッ」

自分の躰にそう叫んでいた。

「ちょっと夏希ちゃんっやめてよっこれっ…」

「もう手遅れ」

「なに言ってっ…」

あ[#禁止文字#][#禁止文字#]っ

今日地元帰ったら多恵ちゃんとスーパー銭湯いく約束してたのにっ…

「なんでこんなことすんの!?」

「なんで?ダメなわけ?」

「当たり前じゃん!!」

「──…服来たらわからない」

「服脱いだらわかるでしょっ!?」

夏希ちゃんの顔色が変わった──

「どこで脱ぐの?」

「銭湯だよ…」

「……」

「今日、多恵ちゃんとスパ行く約束してたのに…」


「………ごめん」

間をおいてちょっと反省したみたいだ。

「なんでこんなに…一個なら隠せてもこれじゃちょっと……」

あたしは途方にくれた。


謝りながらも夏希ちゃんは拗ねたままそっぽを向いて口を尖らせている。

なぜお前が怒る?


納得いかないあたしは仕方なしに、もうっ! と怒りながらシャワーを浴びた。
弾けるお湯の音に紛れ、向こう側で脱衣所のドアの開く音がする。

浴室を開けると夏希ちゃんがお風呂に入ってきた。

「ごめん」

そう言って背中から抱き締めてくる…

そして、自分が付けたキスマークの痕をなぞるように唇を滑らせた。

「元彼に触らせないようにと思って…」

「………」


夏希ちゃんの口からそんな言葉がでてきた。



「触らせるわけないじゃん…」

「………」

「あたしを信用してよ」

「……信用はしてるよ…でも…」

「でも?」

「晶さん、押しに弱いじゃん…」

「・・・」

「俺に告られた時も好きじゃなかったのに押されてヤッたじゃん…」

「・・・──」

「信用してもそれがあるから心配するじゃん…」


「う……」

そんなことはないっ! て言えない自分がいた──


たしかにあたし、押しに弱い──


まあいっか…的な短絡的な部分も大いにあるし──。


「もしってなったらこの躰見たらいくらなんでもヤル気なくすだろ男なら…?」

「………」

「見せることになるっての前提でもほんとはすげーっ嫌だけど…」

「見せないよ。大丈夫、約束する」


「……ほんとにできる?」

「うん、これ夏希ちゃんのだから…」

「………」

そう言ったあたしの言葉に夏希ちゃんはコツンと頭を肩に置いて溜め息をついた。

「そうだよ…俺のだからね…誰にもあげたらダメ」

囁きながら背中に唇を押し充てる。

優しく吸い付かれピクリと肌がざわめく。

心地よい痺れ。

甘い疼き──

愛してると何度も囁かれながら肌を撫でられる。



流されやすいのは夏希ちゃんに心を許してたからだよ…


そう伝えたかったけど、今はいいや…


こんなかわいい束縛もあたしにとっては楽しみだから……。


そして風呂場で抱き合いながら本日早速の二発目が始まっていた──




「晶、こっち!」

「多恵ちゃんっ昨日はごめん!」

「いいよ生理ならしょうがないし」

「はは…」

とまあ、地元に帰ったあたしは多恵ちゃんと約束していた裸の付き合いを“生理”を理由に断っていた。

今日は地元の高校近くの大衆酒場を貸しきっての同窓会。待ち合わせ場所に先に来ていた多恵ちゃんと落ち合うとあたし達は店に入った。


「高槻君少し遅れるって」
「──……なんであたしに言うの?」

「あれ?気にならない?」
「別に…もうなんとも思ってないし」

「ありゃ?言うね晶…」

「ほんと!はっきり言ってくれたね晶…」

「──…っ!?」


背後から多恵ちゃんの言葉に続いて聞かされた声にあたし達は振り返っていた。

「高槻君っ!?」

「久し振り」

高い背を仰ぐと懐かしい顔が笑っている。

「晶も久し振り、元気してた?」

「……う、ん」

普通に話し掛けられて何だかこっちが戸惑ってしまった…

少し明るく染めた髪のせいか、高校の時よりもだいぶあか抜けた感じがする。



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