愛の天秤-7
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まるで喰い千切るようにし頭を左右に揺らし、口に含んだ乳首を激しくねぶる。
強く吸い付いた乳首を引っ張られそこは徐々に赤く色付き始めた。
「はあっ…」
赤い乳房を眺めながら吐く夏希ちゃんの吐息が熱い。
嫉妬という情熱に駆られた雄の激しい情交。
あたしもまたその激しさに躰と心の潤みが増す。
この束縛が気持ちいい…
まるで火の縄にゆっくりと縛り付けられ焦がされていくような感覚に襲われ始める。
「ああっ…きもちいっ…夏希ちゃっ…イッ…」
「いくなっ…」
「イッ…っ…」
「いくなっっ…っ…」
激しく揺れ始めた腰の動き。それに揺すぶられながら熱い内部が昂ってくる──
夏希ちゃんはあたしを強く抱き締めて呼吸を乱した。
「はあっ…あきら…っ…いく、なっ…──!!!」
「あああっ…っダメ…っ…イッちゃうっ…」
自分のものだと豪語するように見せしめの激しく強い突きがあたしの躰を貫いていた──。
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「はあ…っ…ンっ…」
ああっ…も…やばいぃ…
下半身の感覚がなくなってきている。
ぐったりとなったあたしの躰はそれでも夏希ちゃんに揺すぶられ続けていた。
「ね、行かないよね?…」
膝に抱き抱えたあたしを揺らしながら夏希ちゃんの尋問は繰り返される。
三度目の果てを迎えた夏希ちゃんはそれはそれは強い雄を見せつけていた。
灼熱のサバンナの草原の真ん中で、まるで指をくわえて待つ他の雄を寄せ付けぬような力強い猛り。
一休みできるかと思った途端に迎えた夏希ちゃんの朝の猛り。
濡れた箇所が渇かぬ内にまたその雄を迎え挿れ、四回目の交尾が繰り出されていた。
月明かりだった筈の照明は、朝の主役の太陽と代わり室内を堂々と明るく照らす。
「はあ…も…夏希ちゃ、…休憩…した…っ」
「まだダメっ…行かないって晶さんの口から聞いてない」
「んんっ…い、くのっ!…同窓会は…っ…いつも…いっ…」
夏希ちゃんがズンっと奥を突いてきた。
「だめっ!…マジでだめっ…っ…」
ゆっくりだった腰が早く打ち付けてくる。