エツコとオッちゃん-15
15.
あれから20年、オッちゃんは今、私と二人でデュエットした介護ホームに入っています。
オッちゃんとの間に二人の娘と、一人の息子に恵まれました。
最初は女の子で、その子が生まれたときにオッちゃんは認知をして呉れました。
次々と生まれた子供にも、認知と養育費の支払いを約束して呉れました。
お前も子供も愛しているけれど、結婚はしない。
一人住まいの自由を失いたくない。
結婚して、毎日一緒にいれば、必ずすれ違いや不満が出て、別れるようなことになる。
これは、俺がお前たちを心から愛している証だ。そう言って、オッちゃんは、封筒を私に渡しました。
それは遺言書でした。内容は簡単、全財産を品川悦子、つまり私に贈るというものです。
「贅沢しなけりゃ親子4人、一生食うに困らないはずだ」
私は相変わらずの通い妻、何時までも新婚気分で、お互いを想いあう関係が続きました。必要な時、おっちゃンは子供たちの面倒も見てくれました。
オッちゃんは80歳で認知症が進み、一人住まいが困難になり、今の施設に入りました。代わりに私たち親子は、オッちゃんの家に引っ越しました。
オッちゃんの具合のいい時は、歌の時間にギターを弾いて入居者の人気者です。
私は長年の勤務実績が認められて、今は施設の所長になっているので、何かと融通が利きます。
オッちゃんを身近において、きめ細かな面倒が見られます。
今でも、週末の夜にはオッちゃんの個室を訪問して、通い妻を続けています。
20年以上も続けてきたことは、オッちゃんもしっかり覚えていて、風呂を済ませて、ベッドの中で待っています。
私だって、未だ50前の女盛り、分るでしょう。
声が外に漏れないように、業者に頼んで、部屋に特別の防音をしました。
オッちゃんは強い。
あの逞しいペニスを挿入されて、子宮を責められて、私は失神します。