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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
【フェチ/マニア 官能小説】

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スキャンダル-5



当然食べてくれるだろうと思ってた料理を前にしてがっかりと肩を落とす。

しょうがないからラップをしてそのまま明日の食事へと冷蔵庫にしまった。

帰ってくるなり彼女はソファに腰掛けテレビのリモコンを無言で操作し始めた。


なんか気持ちのやり場が……

無視されたような空気の流れ。

無性に淋しさが込み上げる。

帰り、ずっと待ってたんだけど──



思わず彼女の背中にそう言い掛けた。


旦那を待つ専業主婦みたいな感情だ。

なるほど、これは結構辛いな…

旦那に振り向いて貰えない侘しさが何となくわかる気がする……


「俺、浮気に走っちゃおかな…」


「………」

あれ?無視ですかっ!?

それとも聞こえなかった!?

呟いた言葉に笑いも怒りもしない。

「……晶さん」

しょうがないから構ってアピールを決め込んだ。

ソファで胡座をかいてテレビを観る彼女の狭い後ろに無理矢理座り、背中から抱きすくめるように抱っこした。

肩に顎を乗せて甘え方を真似て見せたけど画面に食い付いたままやっぱり無反応──

悔しいからそのまま襟足に唇を押し当てて吸い付いてやったら


「邪魔。テレビ観たいから」

「……──」

目も合わさず冷たい言葉が返ってくる。



突き放された状態に言葉が見つからない。

無性に切なくて黙ってテレビに向かう彼女の肩に額を預けて唇を押し当てたらふと呟いた…

「あんまり触らないで」

「──…っ…」


「………」

「なにそれっ…」

「………」

「どういうこと?」


「………」


「晶さん!?」


強いショックを受けた…


完全に拒否をしたような彼女の声に胸が震える。


「夏希ちゃん…芸能人だから…あまり噂たってもよくないでしょ?」


「──…っ…なに言ってんの…っ」


唖然とした──


なんでそんな平然と言えるんだろう──

俺が今、どんな顔してるか見もしないで


なんでこんな平気にっ…


「夏希ちゃんほとぼり冷めるまでのお客さんだから──」

「───…」


「家がないわけじゃないし、落ち着いたらここは出ていくでしょ?」


「何考えてそんなこと言うわけっ…──

俺達、恋人じゃなかったっけ?
キスたくさんしたら恋人になるって約束したよねっ!?」


だからあれだけ不安だって言ったのにっ──

気持ち悪いっ
なんか心がぐちゃぐちゃだっ



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