後編-7
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私のこの燃えるような熱り。
彼女はどうやって静めてくれるのだろうか…そう考えるだけで、下腹部がじんじんとしてくる…
「どうぞ入って…」
私を部屋へ通すと彼女は艶っぽく笑みを浮かべ見つめる。そして自分のシルクのワンピースをはらりと床に落とした。
「愛美さんに見せたいものがあるの…」
「……私に…?」
微笑みながらそっと近づき私の服にも手を掛ける。
エーゲ海の砂浜に建つ建物のように真っ白な室内。
壁一面に大きな窓ガラス。
漂う花のフレグランスにうっとりとしてしまう。
広く造られた部屋には大きなベッドが一つ。
それ以外に無駄な物はみあたらなかった…
「ここは…?」
「私の寝室よ…」
「え………」
生活感のない部屋を私は見渡した。
見せたいものって…?
きょろきょろと落ち着かない私の上着を脱がせ、スカートを下に落とすと彼女は私をベッドへと導いた。
「そこへ仰向けになって…化膿してないか見てあげるわ…」
「あっ…」
言うとおり仰向けになった私からショーツを剥ぎとると彼女は私の両膝を割って綺麗な顔を近づけた。