前編-18
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めまいと虚脱感…
フワリとした余韻に意識が躍らされる………
朦朧とする、そんな私を極度の痺れが襲った。
「ああっ…響、子さんっ!?…」
「大丈夫よ…イッた直ぐ後だから刺激が強かったのね…」
彼女に抓まれた肉の芽がジリジリと燃えるように熱い。
「…あっ…なにっ…何をしっ…」
「大丈夫…もっと感じ易くなるようにちょっと剥いてあげるだけだから…」
火傷をしたような痺れた感覚が私を少しずつまた虜にしていくっ…
被っていた皮の帽子を押し上げて、充血した芽を爪の先で引っ張られ、私はあり得ない程の嬌声を上げた。
「ああぁぁっ…そんなしちゃっ…」
「もう少しだから…」
痛みと変わらぬ疼きに耐えられず涙が流れる。彼女はそれを和らげるようにぷっくりと張り出した赤い芽に優しくキスをした。
「あっ…んんっ…」
もうっ…狂うっ…こんなっ…ずっと気持ちいいのっ…
躰の筋肉が萎縮する。
もう、汗なのかジェルなのかもわからない…
「ひあっ!?…なっ…ああっ…」
全身が敏感な肉芽になったように疼くっ
皮の内側奥に小さな何かを埋め込まれたような違和感。それは肉芽が脈を打つ度に激しい快感を送ってくるっ