前編-17
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「ああぁっ…もっ…すごくいっ…」
腰がヒクリと波を打つ。
私のして欲しい所をずっと愛撫してくれる。
じっくりと高められ、醒めないまま甘い痺れだけを堪能させられ続け私は激しく身悶えた。
「ふふ…本当に素直で可愛い…こんなに濡れて……もう蜂蜜の味よりも愛美さんの味しかしないわ……」
「あっ…ああぅっ…んっ」
彼女の挑発的な言葉。
もっとそこを苛めて欲しくて私はその部分を突き出した。
もどかしい疼きが私の思考を麻痺させる。
…ああっ…このままじゃ私っ…
失神しちゃうっ…
引き込まれる快楽に怯えながらもそれに抗えない躰。
腰はもっと刺激をねだるようにせり上がり、彼女は私の望むように一点だけをずっと吸ってくれる。
「はあっ…もうダメっ…ぃくっ──」
かすれた声を発し、躰中の神経が充血したそこに集まってきたようだった。
高い電流を流されたように私の躰は硬直しながら大きく痙攣を繰り返す。
「──ああっ…んんっ…っ…」
…き、た…っ…
最後に大きな波に包まれ一気に拐われたような感覚が私を襲った…
「…はあ…っ…」
すごい……
こんな快感を得たのは初めてだった…