前編-15
「ジェルが浸透してすごく美味しそう…」
「あっ…」
躊躇わず重なってきた彼女の躰に圧され、熱い体温で溶けていたジェルが密着した二人の間からトロリと流れ出していた…
「…ああっ…熱い……」
重ねた肌が熱い。
蜂蜜のパックで全身を覆われ躰が包まれているように熱を蓄える。
女性特有の柔らかみに一瞬悶えた私の胸を揉み上げると彼女は口に含んだ。
「すごく美味しい…」
「はあっ…あっ…んふっ」
舌全体を乳房に這わせると先の蕾に吸い付く。
蕾をつつきながら私を見上げるエロティックな視線。
しなやかなカーブの裸体。
全てに得もいわれぬ興奮を覚え、尚更躰が燃えてくる。
「はぁ…愛美さんの躰…すごく素直でいいわ…」
熱に犯されたように私の手も彼女の乳房を這い回る。
全身が熱く溶けるうるみの中にいるようで、求めるように背中を反らせ目の前に突き出された彼女の乳房に私も夢中で吸い付いていた。
「ああっ…嬉しいっ…貴方からしてくれるなんてっ…」
感極まった声が響く。
喜びの余りに彼女は激しく唇を重ねてきた。