悪鬼-14
ことさら母親であることを煽るようにいった。
母は唇を噛んでいた。
しでかした自分の不始末を恥じるように目を固く閉じていた。
「なんで俺を産んだんだ?」
タケルはゆっくりと腰を前に進めた。
ズブズブと、母の胎内に呑み込まれていく。
「もう、わかってんだろう?……。俺の奴隷にしてもらうためさ。俺の奴隷にされて、ここを死ぬほど気持ちよくしてもらうために俺を産んだのさ。さっきだって気持ちよかったろう?自分の産んだ息子にセックスされて気が狂うほど気持ちよくてしかたなかったろう?……」
情感たっぷりにささやいた。
母は、辛そうにまぶたを閉じたままだ。
膣にはタケルのものが入っている。
まだ入り口あたりにあるだけだが、長大なペニスがもうすぐそこまで来ている。
「わかったら言うんだ。お母さんを犯してくださいって、ねだるんだ。言えば、死ぬほど気持ちよくしてやる。一生俺の奴隷にしてやる。さあ、言え!」
タケルは、背中を立てた。
母の細い腹を掴んで、あとはめり込ませるだけの体勢になった。
「お……お母さんを………………して、……ください……」
かすかな声で母がささやく。
泣くような声だった
どうやら、覚悟は決めたらしい。
「聞こえない」
意地悪く突っぱねた。
だが、ぐっと、めり込ませてはやった。