衝撃-4
ほんの少し、ペニスの先から噴き出していた。
粘りけの強い透明の液体が、ミナの性器をぬらぬらと濡らしている。
それ以上やれば、暴発してしまいそうだった。
ミナのなかに全部ぶちまけてやる。
そう決めていたから、無理はしなかった。
わずかに出ただけでも、ほんの少し身体が楽になった。
タケルはもう一度ミナに覆いかぶさり、小さな唇を貪った。
「そろそろ、起きようか……」
ミナを見つめて、頭を撫でながらささやいてやると、ミナは安堵したように肯いた。
大きな瞳に、うっすらと涙を浮かべていた。
「ほら、着替えな……」
ぴしゃぴしゃと小さなお尻を叩いて、ミナを急がせた。
今日は、学校のある日だから、いつまでもベッドのなかでグズグズとはしていられない。
ちゃんと学校へは行かせるつもりだった。
このまま、ベッドのなかに留めておきたい気持ちは強いが、ミナの生活サイクルを変えるつもりはなかった。
普通に学校へ行かせて、帰ってくれば普通にタケルとセックスをさせる。
それがタケルの思い描く日常なのだった。
のろのろとベッドから抜けだし、下着を探しているミナを尻目に、自分は簡単に部屋着に着替えると、部屋を出た。
母が帰ってきているか確かめるつもりだった。
ミナの部屋をはさんで、両親の寝室はタケルの部屋と同じ並びにあり、位置的には端と端になる。
タケルは廊下に出ると、そっと足音を立てないように両親の寝室へと近づいた。
わずかにドアを開けて、なかの様子を確かめる。
ベッドの中身が膨らんでいた。