衝撃-2
焦点の合わぬ瞳でタケルを確かめるように眺めた。
「おはよ……」
タケルは、そのまま肌を重ねていくと、朝の挨拶代わりにとばかりに、ふっくらとした唇に自分の唇を押しつけていった。
夕べは、だいぶ舌で舐めて汚したはずなのに、なぜかミナの肌からは甘い匂いがする。
嬉しくて、貪るようにミナの唇を吸いつづけた。
目覚めたばかりの身体は、どうしようもないほどに疼いて、攻撃的な性欲衝動を駆り立てる。
顔を下へとずらして、細い脚を両手に握ると、はしたないほどに左右へ拡げて、その中心へと顔を埋めていく。
「…はっ……おにいちゃん……」
ミナは、さしたる抵抗も見せず、熱い吐息を漏らして応えてくれる。
夕べの仕置きですっかり慣らされたのか、分厚い舌でおもちゃのような割れ目を削ぎ取るように舐めても嫌がる様子はなかった。
嫌がるどころか、小さなお尻をくねらせて気持ちよさを訴えるような仕草まで見せる。
ついこのあいだまでは、泣いて怖がっていたくせにずいぶんと変わるものだと、タケルは、幼い天使の変貌ぶりにかすかな笑みを浮かべた。
十分に舐めてから、ミナの細い脚を肩に担ぎ上げて、膨らみきったものを無毛の性器に押し当てた。
朝の強い性欲のせいで、いつもよりペニスは漲り、硬く膨らみきって今にも爆発せんばかりにビクビクと跳ねている。
我慢などできなかった。
自分で掴んであてがい、ゆっくりと腰を前に進めた。
まだ、できないことなどわかっている。
だが、ミナを欲しがる気持が、どうしてもタケルにそこへ執着させるのをやめさせない。
それに、少しずつでも慣らしていかないことには、いつまで経ってもミナを手に入れることはできない。
狙いを定めて慎重に押し込んだ。