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佐枝子の呼吸と、くちゅくちゅと言う淫猥な音が部屋に響く。
「あああっ」
身をよじる。
刑事はその裂け目に口をつけ、充分に盛り上がった芽に吸い付いた。
「あああっ!んん……」
足首の拘束を解くと、佐枝子の足を広げた。刑事は佐枝子の両足を自分の肩に乗せ、大きく腰を持ち上げて口淫を続けた。
「頼む、やめてくれ……あ、あんたは誰なんだ?」
「あ、あなた……」
佐枝子はアルコールのせいでとろんとした目つきになっていたが、その目の奥には明らかに違う輝きがあった。口は力なく半開きだった。
「旦那さん。奥さんも興奮して来たようですよ、舐めても舐めてもきりがないほど噴出して来る。私は結婚式で佐枝子さんを見たときから、あんたが羨ましかった。
こんなきれいな人を奥さんにできるやつがいるんだなぁってね。おまけにあんたは学業優秀、顔も男前だ。それに引き換えこの私は、なんとか研修医になれたものの何をやっても仲間についていけない。医局でもクズ扱いでしたよ」
「医局……」
夫はぼんやりとした頭でかつての医局を思い返す。しかし、仲がよかった研修医の顔しか思い出せない。
こんな奴、覚えがない。
「あ、あなた……刑事……」
佐枝子はうわごとのように言った。
「刑事?さぁ、なんのことです?」
ベルトをゆるめ、ファスナーを下ろすとすでにペニスは屹立していた。
「佐枝子さんの可愛い口でくわえて欲しいところですけどね。その状態じゃ口は使えないでしょうね」
佐枝子の足を割り、一気に挿入した。
「うっ」
男は佐枝子の乳房にむしゃぶりつきながら、激しく腰を振った。
「あっあっあっ!!」
男のペニスをぎゅっと締め付ける。
「ああ、いいよ、佐枝子さん。よく締まる」
次第に速度を上げて突き上げると、佐枝子は背中を仰け反らせた。
「あああんっ」
男はそこで動きを止めた。
「あっ」
佐枝子はガクンと力を抜いた。佐枝子の肉襞はまだ中でピクピクと痙攣している。
早く動いて欲しい、と肉が訴えている。
「佐枝子さん、良かったですか?」
「いや」と涙目で首を振る。
「何がいやなんです?あんなによがっておきながら、ほら」
腰を動かすとまた彼女の体が反応する。
「動いて欲しいんでしょう」