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可愛い弟子
【ロリ 官能小説】

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裏切りの男-2



「どうして、そんなビデオを撮らせたりしたんです!!」

青森シェラトンホテル1203号室。
権力を握った老人が、唾棄すべき行為に耽り続けた部屋

重丸は、憔悴しきった顔でソファに座り込む五所川原を見下ろしていた。

「あ、遊びのつもりだったんだ……。
 無論……証拠など、残すつもりもなかった……。
 ちゃんと中身は取り返したんだ!
 それが……なぜか奴らの手に……。
 だ、騙されたんだ!うまく……あの小娘に……してやられた……。」

俺の目を盗んでまで、欲しがった愉悦。
母子を同時に犯す悪魔の快楽。

「テープの中身は、空だったでしょう?」

「うっ……。」

単純なカラクリだ。
おそらく、奴らはテープではなく、メモリーに録画したんだ。

「うまくハメられたんですよ。」

あってはならない事態が起きてしまった。
まさしく、アイツらに命を握られた。

「わしは……わしは、一体どうすればいい?」

「取りあえず、今は、奴らの言った条件を呑むしかないでしょう……。」

この先生の一声で、工事の発注先などいくらでも変えられる。
ヤツの狙いは、まさしくそこだ。

「そんなこと……そんなことは出来ん!!
 今更、工事の取り消しなどしたら、わしがアイツらに殺される!!」

「では、どうするつもりですか!!?もう、時間はないんですよ!!」

なぜ、もっと早く言ってくれなかった!?
リミットは、とっくに過ぎてるじゃないか!

「……るさん。絶対に、許さんぞ。あの小娘め……。」

唇がわなないていた。
皮膚は土気色になり、およそ人間とは思えない顔が、そこにあった。

「わしを……わしを甘く見たことを後悔させてやる……。」

狂気の炎を宿した瞳が、ゆっくりと向けられた。

「芸津ビルの奴らを呼べ……。」

なっ!?

和磨……追い詰められたのは……どうやら、お前の方らしいぞ……。



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