GO!コトリ!-1
第12話 〜〜「GO!コトリ!」〜〜
潤んだ瞳が見つめる。
今にも、泣き出しそうな、あどけない顔。
「怖い…………。」
コトリが、かすかに唇を震わせる。
腕の中にある小さな身体。
たまらなくなって、包み込むように抱きしめた…………。
「痛いよ……タカ…………。」
コトリには、デカ過ぎる。
無理強いは、しなかった。
壊れてしまうかもしれない。
それは、オレの望むことじゃない。
でも、コトリはいつだって、オレを悦ばせようと一生懸命。
手の中にある小さなお尻が、たとえようもないほど、愛しくてならない。
去年などより、グンと重量感が増している。
コトリは、拒まなかった。
「タカ…………。」
すがるような視線が向けられる。
顔を近づけていくと、そっと瞳を閉じていく。
気持ちは、立派な女。
年齢なんか、関係ない。
女は、生まれたときから、すでに「女」……。
激しく唇を重ねあった。
もう、この子から、離れられない……。
離れたくとも、離れられない…………。