日焼けのあとに-3
今日も、朝から天気がいい。
ジリジリと強い日射しが照りつけている。
東の空には大きな入道雲。
すでに海岸には、けっこうな人出が。
みんな振り返るなぁ……。
銀色マットの上に並んだ、半裸の美女ふたり。
テントを畳みながら、後ろから眺めてた。
イケイケのニイちゃんも、腹の突き出たオッサンも、ふたりの姿に気付くと振り返りながら興味深げに眺めてく。
中には足を止めて、じっくりと拝んでく不届きなヤツも。
こら!そんなに見んな!オレんだ!
ふたりとも組んだ腕の上に、気持ちよさそうに頬を乗せていた。
ビキニのトップが外されている。
見事にくびれたウエスト。
たまらなくあどけない顔。
とても、よく似た顔のふたり。
一目でコトリは、娘だとわかる。
頼りなげで幼い身体。
でも、なんか背が伸びたか?
前は、シホの胸の下くらいしかなかった気がする。
今は、どう見ても、それより高く見える。
このくらいの年齢の子は、急激に身長が伸びることがある。
特に女の子は顕著で、6年生くらいまで伸び続け、男の子なんかより、あっという間に大きくなったりする。
コトリは、足が長い。だから、身長が伸び出せば、瞬く間にシホと同じくらいまで大きくなる可能性だってある。
今度、道場で測ってみよ♪。
美味しそうなお尻が、二つ並んでいた。
ケツの形もそっくりね。
ひどく形が良かった。
ナイスバディ!!
シホさんは、とても子供を産んだようには、思えない……。
「あなたのためなら、どんな事でもするわ…………。」
貪るように唇を奪われた。
息もできないほどに、唇を重ねられ、シホは、しがみついて離れようとしなかった。
何かに脅えている……。
ふと、そう思った。
躊躇うことなくオレのモノを手のひらにつかんで口にした。
奪われまいとするかのように、喉の奥まで呑み込み、音を立てて舐めしゃぶった。
自分からオレを跨いで、腰を沈めてきた……。
かかとをつけたまま、尻を大きく上下させて、はばかることなく声を上げる姿は、童女のようなシホから、あどけなさを失わせていた。
せわしなく脱いだホットパンツとパンティは、片足に残ったままだった。
潮風に乗って、シホの泣き声は、誰かの耳に届いたのだろうか?
波の音だけが、やたらと大きく、耳に聞こえてならなかった。
もどかしくTシャツを捲り上げ、ブラをずらしただけで、小振りな乳房を自分から握りしめていた。
狂っていたのかもしれない。
絡みついていた粘膜。
搾り取るように、奥でうごめいていた肉襞。
「ちょうだい!……ちょうだい!……」
シホは、泣きながら訴えた。
何も考えられなかった。
豊かな尻を抱え込み、爪が食い込むほどに、握りしめた。
無言のままに、シホの中に撒き散らした。
大きく息を弾ませながら、シホは、小刻みに身体を震わせていたが、満足はできなかったらしい。
「まだよ……」
濡れた瞳が見つめた。
逃がさないと言わんばかりの目つき……。
シホは、すべてを脱ぎ捨てた。
正気じゃない…………。
暗闇に、はっきりと浮かぶ白い肌。
夜目にもわかる、美しい曲線。
どこで、誰が見ているかわからない。
シホの目には、オレしか映っていないかのようだった。
赤い舌が伸びてきて、唇を舐めた。
粘い光を瞳に浮かせながら、シホは、オレの顔の横に両手をついた。
じっと見下ろしながら、味わうかのようにゆっくりと腰を動かしていった。
濡れた股間を、風が撫でていた。
シホと繋がっている部分だけが、ひどく冷たく感じて、ならなかった……。
少し、調べてみよう……。
(……そっくり…………。)
取り憑かれたように見つめながら、囁いたシホの言葉が、耳に残って離れない。
オレは、この母子について、まだ何も知っちゃいない。
まずは、別れたダンナだな……。