密かな願い-3
ギシ、ギシとベッドが揺れる
シホは、声にならない声で喘ぎつづけている。
細い足が、天井に向かって、まっすぐに伸びていた。
筋が違えるほどに、足を拡げきっている。
子宮をつぶさんばかりに、体重をかけていた。
いつもの倍ほども膨らんでいるような気がしてならなかった。
自分でもあきれるくらい、堅くなっている。
ゆっくりと、根本まで押し込んでは、ずるずると引き抜いた。
呻き声が小さくなれば、動きを早めた。
延々とそんなことを繰り返した挙げ句、シホは、呼吸困難になりかけた。
「……ゆるして……ゆるして……。」
息も絶え絶えに喘ぎながら、救いを求めるしかできないでいる。
許すつもりなんか、毛頭なかった。
鉄は、熱いうちに打て、って言うでしょ。
腰を前にずらして、シホの身体をくの字に曲げた。
シホの膝が、ちょうどオレの顔の真横にくる。
シホは、尻を上に向ける格好になり、アナルを無防備にさらけ出すことになった。
立てた中指を、そのアナルに突き立てた。
「あっ!そこは!」
触れてはならないところに触れられて、シホは、一瞬正気になりかけたが、あらがうよりも早く、指は、アナルの中に潜り込んでいた。
「ああっ!!」
声を殺すことも忘れて、悲鳴を上げる。
緩慢に動きつづけて、根本まで押し込んでしまった。
「いや……いや……。」
尻を揺すって逃れようとするが、外れるわけがない。
身体を折られて、上から押さえ込むように乗られているから、シホにはどうしようもなかった。
ペニスと指を交互に出し入れし、それを繰り返している内に、シホが、狂ったように首を振り始めた。
必死に両手で口元を押さえながら、悲鳴とも叫びともわからぬ呻き声を上げていく。
あどけない顔が、髪を振り乱して悶えぬく様は、表現のしようがないほど凄艶で、扇情的だった。
たとえようもない官能的なショーを目の前で見せつけられ、高みはあっという間に近づいた。
「中に出していい?」
「うんっ!!」
ちょっと意地悪のつもりで、耳元で囁いたのが、意外な返事が返ってきて驚いた。
いいのかよ。
よし、と言われれば、返って遠慮するのが人情ってもの。
しかし、シホは欲しがるように夢中で腰をくねらせるだけで、もはや忘我の彼方。
何とも言えない肉襞が、搾り取るように吸いついてくる。
我慢なんかできなかった。
するつもりもなかったけど……。
「いくよ。」
「うんっ!!!」
胸を併せてやると、シホは精一杯の力でしがみついてきた。
それが無性に可愛らしくて、すぐにでも折れてしまいそうな華奢な身体を抱きしめると、オレは、あきれるほど大量の精液を、シホの中にぶちまけていった。