黒い訪問者 シークレット-4
「酒井なつみです。よろしくお願いします」
「藤本勇作です。よろしくどうぞ」
ホスト系。50歳ぐらいに見えた。
「私はどこにいればいい?」
志津子は席を外そうと思った。すると藤本は
「志津子さん、僕の助手をお願いしていい?」
「え?助手ですか?」
「はい」
藤本さんどういうつもりなんだろう。
「わかりました」
「なつみさん、寝室のベッド使っていいですか?」
「はい」
三人は寝室に移動した。でっかいダブルベッドがあった。
「なつみさんは、着ている物を脱いで仰向けになってください」
「あの、下着は?」
「勿論、脱いでください」
なつみは心臓のドキドキが止まらなかった。手が震えてブラウスのボタンが上手く外れないのだ。
「慌てなくていいですよ。落ち着いてください」
藤本は優しく言った。
何とかブラウスを脱ぎ、スカートを脱ぎ、下着姿になった。ここから先は何故かためらう。医者を前に裸になることに今まで緊張などしたことはなかった。しかし今日はためらう。夫を裏切っている気持ちになった。
「どうしました?全部脱いでください」
「・・・はい」
なつみは目をぎゅっと閉じてパンティを降ろした。そしてブラジャーを外した。藤本は終始優しい笑顔で脱ぐ姿を鑑賞していた。そしてなつみは裸になった。何も肌に身につけてはいなかった。肌の色は志津子と違って白い。乳房は小さいが乳首はピンク色でしっかりと立っていた。陰毛はあまり生えてなかった。そしてなつみはゆっくりと仰向けになった。藤本は鞄から布を出すとなつみに目隠しをした。
「これで恥ずかしくないですね?」
「ありがとうございます」
「君は大分緊張してるから、ほらこんなにもう濡れている」
藤本はそう言って足を開いて陰部に指を当てた。なつみは電気が走るように興奮した。
「じゃ足を曲げて立ててくれるかな?」
「はい」
なつみが目隠しをしてからは藤本は急にいやらしい顔つきになった。藤本は静かになつみの乳首を指で転がした。なつみは声を出すのをじっと我慢していた。だが、首は振っていた。さらに藤本は微乳をつかみ乳首を引っ張るように吸った。この行為にもなつみは耐えた。さらに今度は鞄からバイブのような物を取り出した。
「志津子さん、なつみさんの手を押さえて欲しい」
「どういうふうに?」
「なつみさん、バンザイしてください」
「はい」
なつみはバンザイをした。
「さあ、その体勢で手首を動かないように押さえてください」
「わかりました」
志津子はベッドに昇りなつみの手首を押さえると、藤本はバイブのような物にスプレーをかけた。
「藤本さん、それは?」
「バイブショット、こうしてローションスプレーをかけて使います」
「バイブショット?」
「要するに受精マシーンだ」
それは尖端に注射針のようなものがある円筒形のものだ。
「志津子さん、触ってごらん」
「あら?」
バイブショットの材質は人肌のようだった。
「これなら違和感ないわね。本当の挿入気分になれる」
藤本が側面のスイッチを入れるとウィ・・・ウィ・・・とモーター音がして振動が始まった。それをなつみの膣内にゆっくり挿入する。
「ああああああああああ」
「ほら志津子さん、しっかり押さえて」
「はい」
なつみは激しく動いた。ウィ・・・ウィ・・・・。バイブショットは完全になつみにインサートした。藤本は末端部分にある押し棒を何度もピストンのように引いては押し、引いては押した。ウィ・・・ウィ・・・。
「この筒の中に僕の解凍した精子が入ってます」
藤本は説明した。志津子は不思議だった。自分のときは藤本自身の物を入れたのに何でこんなマシーンを使うんだろう。