ミヤコの願い-11
「ほんとよ。後ろを見て」
ケイコに促されてミヤコが後ろを振り向いた。そこには2人のやり取りを聞いていたスタッフがズラリと並び、高揚した目をミヤコに向けていた。話の内容に興奮した1人の女性スタッフは、気の早いことに既に全裸になっていて、自身の割れ目に指を容れて上気していた。
「はあ、はあ、ミ、ミヤコさん…、お、おまんこサークルに参加させて下さい…」
それはこんな機会があるとは思わなかった研究員たちの統一した意思だった。
淫部を弄る女に刺激を受けた他の女性スタッフたちも、肩に手を触れて一瞬で全裸になった。ミヤコが初期のころに開発した服の機能を普段から愛用していたのだ。女たちは自らの乳首を摘み、興奮で濡れた割れ目の中に指を容れて、女体をモジモジとくねらせた。
男性スタッフも負けていない。チーフスタッフのサクマを筆頭に、下着ごとスラックスをずらして、勃起したモノをミヤコに向けて扱き始めた。
それを見て興奮した女性スタッフの指の動きが早まった。ピチュピチュ、ピチョピチョと淫猥な水音と、喘ぎ声が大きくなってきた。
「ああん、早くして下さい…、もうイキそうです…、あああああっ」
スタッフルームに淫らな喘ぎ声が満ちていき、その喘ぎの渦はスタッフルームから広がり、あっと言う間に研究施設全体に広がっていった。
「施設内の状況をモニターに映して」
ケイコが実験室の広い窓に嵌められたS組成型硬質クリスタルに向かって言葉を掛けると、音声センサーが素早く反応し、その透明だった表面に施設内の各部署の様子を映す画像が浮かび上がった。
モニターに向かって淫部のアップを見せる女、並んで肉棒を扱く男たち、既に後ろから犯されている女など、そこに映る施設内の画像は全て淫らな行為に満ち溢れていた。そして、そこに映る全ての者が何かを口にしていた。ケイコが淫部をアップしている女の画像に触れると、その画像が拡大されて女の声が聞こえた。
『ミヤコさんとおまんこサークルしたいよう、早く、早くぅ、我慢できないよぅ』
ケイコが画面を次々に変えても、どれもミヤコを求める声ばかりだった。
「ほら、みんな思いは同じよ。だから引退なんてさせない。この無敵のおまんこが壊れるまで赦して上げないんだから」
ケイコがミヤコの股間に指を差し容れながら瞳を濡らした。
おしまい。