継承させるべき意思-2
ミヤコはコンドウに背を向けると、その場に四つん這いに手を突き、猫のように女体を反らして尻を高く突き上げた。何十年も公にされてなかった淫部が今晒された。
「おおっ…」
研究施設内に研究員たちのどよめきが聞こえた。
「こ、これが魔力を秘めているという伝説の…」
研究員たちが知るミヤコの逸話の数々によれば、その淫部は数十年の間に、幾千回、幾万回と舐められ、擦られ、弄られ続けていたはずだった。
その淫口には幾千本、幾万本もの肉棒を咥え込んでいたはずだった。
更にそこに収まるモノは男根に限らず、あらゆる異物をくわえ込んでおり、大根や握り拳を手首まで容れたとの逸話まであった。
しかし、決してユルユルというわけでもなく、幾度中で果てても、容れたままでヒクヒクと締め付けられると、直ぐに肉棒に活力を与える名器だといわれていた。
数十年もハードに使われているにも拘わらず、目の前に晒されたクリトリスは少女のように初々しいピンク色をしていた。
外部の刺激で変色や変形しがちな少陰唇のビラビラさえも、少しの劣化が見られずに、整ったピンクのカーブを描いていた。
多すぎる愛液が滴るそれは、見る者を釘付けにする魅力に満ち溢れていた。数十年もの間、幾兆もの精子を飲み込んだ淫部は、それによって魔力を得たように神々しくも妖しい光りを放っているように見えた。
3Dモニターを観ていた男たちの肉棒は、その魔力によって、今までのサイズを上回る勃起量を記録し、女たちはお漏らしをしたように下着を汚していた。
「おまんこクラブの皆さん、おばあちゃんで恥ずかしいけど、観ててね」
観る者の視線を感じて高揚するミヤコの手がほんのり赤く染まった肌の上を滑り、四つん這いで開かれた割れ目の中にヌメリ込んでいった。
「はあん…」
軽く眉間に皺を寄せたミヤコが、小さく漏らした吐息だけで、幾人かの研究員たちが絶頂を迎えた。片手カメラのコンドウも、扱いていた肉棒から迸りを飛ばしていた。
クチュクチュと指が往復するたびに、喘ぎ声が増していった。
「ああん、あああん、気持ちいいわ、ああん、みんな、観てくれてる…かな…ああん」
「うふふ、観てるわよ。もっと感じてる姿を観てあげるわよ」
そうつぶやいたケイコが、説明途中にも拘わらず、ハルマに手渡されていたロータードローンをミヤコに向かって軽く放り投げた。
「あっ!ケイコさん、ダメです!」
「オマンコ濡らして泣き叫ぶがいい!」
驚くハルマを他所に、高らかに叫んだケイコはミヤコの痴態の変化をワクワクしながら待っていた。