最先端研究施設で痴態-2
「夢のエネルギーの小型化ね。でも、通常の自然発電が発達した今だったら、核融合を家庭用サイズに小型化する意味があまりないと思うけど…」
マミの指摘のとおり、この時代はクリーンエネルギーが充実しており、周りを海に囲われた火山大国の日本では、家庭用としては太陽光発電が主流で、膨大な用量を要する工業用には、波浪発電と地熱発電が双輪となって大量の電力を供給していた。
身内の遠慮のなさか、マミはストレートな意見を口にした。
「そ、そんなことないわよ…、意味あるんだから…、こ、これを実現できれば、人類が更に発展するんだから…」
さっきまでハキハキしていたミヤコの口調が、突然歯切れが悪くなった。
「ミヤコおばあちゃん?」
いつも自信が漲る曾祖母のその姿にマミは驚いた。
「うふふ、ミヤコおばあちゃんはね、口では『人類の幸福』のためって偉そうに言ってるけど、この研究に関してだけは私欲からなのよ。だから後ろめたさからこうなるのよ」
唖然とするマミに対して、一緒に施設を案内していたマミの祖母のケイコが横から口を挟んだ。
「うそ…。ミヤコおばあちゃんが私欲ってどういう意味なの?」
まだ付き合いは短いが、ミヤコの人となりを肌で知るマミには信じられなかった。
「うふふ、女の性かしらね」
居心地の悪そうなミヤコをニヤニヤ見ながらケイコは言った。
「女のサガ?」
「そうよ、マミちゃんはお父さんのケンとセックスしてるわよね。そのときどう感じる?」
夢のエネルギーシステムとは無関係な質問に戸惑いつつも、マミは素直に応えた。
「う〜ん、血の繋がった身内同士だと思うと普通のセックス以上にドキドキするかな」
「そうでしょ。あたしも自分の父とするときは凄くドキドキするのよね。でもね、ミヤコおばあちゃんだけはそのドキドキを味わったことがないのよ」
「えっ?(どういう意味なんだろ)」
マミがその意味を考えようとしたが、ケイコの嬌声がそれを中断した。
「あん、やだあ、思い出したら濡れてきちゃったわ」
ケイコはミニスカートを捲ると、その状態を確かめるように割れ目の中に中指を滑り込ませた。
「あん…」
捲れたスカートから、ノーパンの割れ目がモロに見えていた。
「ほら、グッショリ」
ケイコは淫部のその状態を見せるために、マミの目の前に濡れた中指を差し出した。濡れた液体から牝の香りが漂いマミの鼻腔を刺激した。