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ゆうり
【アイドル/芸能人 官能小説】

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ゆうり-1

私は池袋にある添い寝カフェ「フェアリーズ」で働いている。

添い寝カフェというのは聞きなれないかもしれないけれど、紳士的な男性のみが添い寝して会話を楽しむ新しいスタイルのカフェ。
「あのさ、お金を崩したいんだけど、いくら?」

それが祐希との出逢いであった。祐希は私に将来の夢や何になりたいのかを必要以上に聞いてきた。なかには学費を稼ぐためにアルバイトをしている女の子もいるからだ。

「ふーん、アパレル系のお店をやりたいんだ。だったらもっと感性を磨かなきゃ駄目だよ」

確かに祐希はお洒落だ。足元を見れば分かる。コールハーンのローファーを履いている。

「男性がローファーなんて珍しいですね」

「おまえ何言ってんだ?マイケル・ジャクソンは毎日ローファー履いてたぞ」
ファッションの事を突き詰めるとすぐに突っ込まれるので私は祐希のセンスを観察するようにしていた。

「ちょっと脱いで」
「お店ではそういうサービスはありませんよ」

「いいから脱いで。君の下着のセンスを見てあげるよ」
「わかりました」
私は衣服ぬぎ下着姿のまま立った。
なんだか恥ずかしい。
自分の下着をチェックされていると思うと・・

「うん、なかなか良いセンスしてるよ。実はオレ、女性用の下着を輸入してるんだ。国産だとワコールのサルートが好きだ。サルートは世界に通用する下着だよ」

時々分らなくなる。
いくら多趣味だといえ女性用の下着の知識まであるとは。
逆にいえばこの人のこのセンスを取り入れたら上層階にいる人と接しても決して失礼な事はないのだろう。

「もう、着てもいいですか?恥ずかしいです」

「駄目だ。オレが君を予約している40分間は下着のままだ」

そんな事を日々繰り返しているうちに、私も下着に詳しくなっていった。奇麗な下着を購入し、身につけるのが日々の楽しみとなっていた。
そう。見てくれる人がいるからなのでしょう。鏡を見るのが楽しくなった。

出勤前。奇麗な下着をつける前のシャワー。
彼氏のいない私はその水圧で性欲を満たしている。

祐希に抱かれる日を想い浮かべて..


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