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波ノ上ビーチ
【女性向け 官能小説】

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波ノ上-1

祐希は東京では有名なミュージシャン。45歳を迎えた祐希は東京での生活に疲れを感じていた。仕事から帰って寝るだけの忙しい生活。
昨年、癌で3人の仲間を亡くし、89歳だったおばあちゃんを亡くした。
特に彼の心に響いたのはバンドメンバーの死。48歳でスキルス胃がんで亡くした。

東京でのストレスを抱えた生活に飽きていた。
思い切って沖縄に移住しよう。
祐希の行動力はすざましいものがあり、思い立ったその日に住民票を移し、移住を決めた。

2015年の12月25日
祐希はひとり沖縄に飛び立った。
宿はドリトミーで十分。一泊1500円の宿を予約し、ギターを抱えて狭い布団の上で生活を始めた。

宿で料理をしていると2人の男に出逢った。「稔」と「シュンシュン」だ。
僕らは直ぐにスケベ話で意気投合し、酒を酌み交わした。

波ノ上ビーチに最も近いドリトミー「ビーチクハウス」
まるでビーチと乳首を混ぜたような変わったネーミングだ。

散々酒を酌み交わした後、台所にポッチャリの女性が入ってきた。
「リカコ」だ。
リカコが料理を作り終えた頃、祐希も料理の腕前を披露し、大宴会となった。

泡盛を飲み、泥酔いしてきた頃に気がつくと「リカコ」と「稔」が消えていた。

「あれ、シュンシュン、リカコと稔は何処にいったの?」

「ああ、タバコでしょ?あの二人はタバコを吸うかから」

しばらくして2人は帰ってきた。そして、何事も無かったかのようにリカコは寝所に着いた。

そのまま3人で朝までユンタクしていると、管理人が怒鳴り込んで来た。

「何をやっているんだ君たちは!!」

「え?酒飲んで話してるだけだけど」

「今、近所から通報が入ったぞ!そこの階段で男女が抱き合っていたというぞ!:それにこの部屋は酒は禁止だ」

「何を言ってるんですか、僕らは静かにお酒を飲んでいただけですよ、嫌がらせかなんかの通報でしょう」

「そ・・そうだよな、女性はいないもんな」

「そうですよ。もう寝ましょう」

そう言って管理人を宥め祐希と稔はビーチに向かった。

「祐希、実はな・・昨日階段で抱き合ってたの、オレとリカコなんだよ。誰にも言わんでな」

「お・・おまえなあ〜。なんであんなに管理人が起こって入ってきたのか意味が分からなかったよ」

「実はリカコと抱き合ってな、キスしてたんよ」

リカコの職業はよく知らないが、どうやら風俗のようだった。

「リカコとキスしてな胸を揉んでマンコを触ってたんよ。でもな、あの子は風俗だから濡れないんよな。俺ももう45歳やし、チンポ勃たんないよ」

「で、どうしたの?」

「リカコの部屋まで行ってな、30分位キスをして胸を揉んでたよ。でもな、しゃぶってくれと言ったら嫌だと言うのでそのまま部屋から出て寝たわ。」

「へ〜羨ましいね、オレならやっちゃうけどね」

「チンボが勃たんのや。45やしな」

「オレも45歳だけどギンギンに勃つよ。見せよか?」

「ええよええよ、そんな趣味無いしな」

波ノ上ビーチ「ビーチクハウス」で沖縄在住初の過激な夜だった。



祐希は早朝、台所に立っているとリカコは朝食を作りに来た。

「リカコはデートとか行かないの?」

「沖縄に来た頃は良く行ってたわ。もう最近は風俗の仕事ばかりでデートなんてしてないの」

「そう、じゃあ、朝食を食べたらオレとビーチを歩こう」

「う・・うん」

祐希は強引にリカコの腕を掴みビーチまで歩いて行った。

「リカコ。セックスはキスの延長上にあるものだよ。先ずは手をつないでビーチを歩こう」

「・・う・・うん、でも恥ずかしい」

「ビーチをよく見てごらん。誰も居ないよ。大丈夫二人きりだから」

祐希は得意の「壁ドン」を使いリカコを口説きに入った。


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