オマケ-1
【オマケ】
「きゃあ、弘美ちゃん見て見て、あのアルバイトの子が居たわよ」
「うっわ、ホンマやわあ。やあん、可愛い顔して働いてる〜」
響子の喜びの声に合わせて、義姉の弘美も同じく喜んだ。
親族間スンッピングで乱交して以降、響子は義姉を名前で呼ぶようになっていた。普段は『弘美ちゃん』だったが、乱交のときはリクエストのとおりに命令口調で【弘美】と呼び捨てにして、弘美をゾクゾクさせていた。
ショッピングモールの奥まった喫茶店。ここで働くアルバイト高校生の俊(シュン)は、2人の嬌声を聞いてピクリと反応し、慌てて声の発する方を振り向いた。店先に立つ2人の姿を認めた途端、俊の目がパアッと輝いた。
1週間ほど前のこと、響子と弘美はこの店で下着を脱ぎ、オナニーしている姿を俊にスマホで撮影させていたのだ。
それ以降、俊はいつ訪れるかもわからない2人の天使の来店を期待しながら、朝から夜までのシフトを休みなく入れ続けていた。
その徹底ぶりは、本来のシフト以外も率先して入れていたことでもわかった。当然、そのシフトに重なる他のアルバイトも居たが、経営者が余分なアルバイト代を出すわけが無い。そこで俊がやったのは、本来のシフトの者のタイムカードを押して、タダ働きしてでも無理矢理代わってシフトに入り込んでいたのだ。
連日の朝から夜までのシフトは苦しかったが、時折、2人の淫部の画像を見ては頑張った。当然、夜も2人の画像をオカズにシコシコと頑張っていたので、この日はもうフラフラだった。
しかし、現金なもので、2人の姿を見た途端、瞬時にシャキッとしたのは、2人が魅力的だった証左だろう。ついでに瞬時に勃起したのは言うまでもなかった。
嬉しいことに、前回と同様に昼の忙しい時間帯を過ぎていたので、ホールに立つ店員は自分以外には居なかった。
客は小学生の女の子が1人だけ居たが、さっきから俯いたままで、スマホの画面を見続けているので気にしなくてもいいだろう。俊のテンションは一気に上がり、股間のテントの膨らみが、目に見えてぐぐっと持ち上がっていった。
「い、いらっしゃいませ」
自分の声が裏返えっているのも気づかず、興奮で赤くなった顔をして2人に駆け寄った。
「あらあら、走ったらアカンて、危ないよ」
弘美が慌てて声を掛けたが、その目は俊の股間を見てニヤニヤと笑っていた。
「こけたら、それ折れるで」
弘美の視線に気づき、股間の状態を誤魔化すために前屈みになった。
「ど、どうぞこちらに」
俊がぎこちなく案内したのは、厨房からも死角になる店の中で一番奥まった席だった。
「うふふ、お店空いてるのにこんな奥まった席に案内するなんて、どういうつもりかしら?」
俊の意図を察した響子は、意味深な笑みを浮かべながら席に着いた。
「何いうてんの。響子ちゃんは奥が好きなクセに。『もっと奥まで容れて〜』って、昨日の夜も喘いでたやないの」
「うふふ、確かに。だって、激しいのが好きなんだもの」
響子は、昨日の夜に兄の徹にハメられながら言った言葉を思い浮かべた。
「やあねえ、赤い顔して。徹のチンチン思い出してオメコ濡れてきたんやないの」
「やあん、アルバイトのお兄さんの前で言わないでよお」
図星を突かれた響子は、スカートの上から股間を押さえた。
2人のやり取りを聞いているだけで、のぼせ上った俊の鼻からタラリと血が流れてきた。
「きゃっ、大変、ティッシュ、ティッシュ」
そんな騒動の後、注文を受けた俊は2人が頼んだ紅茶を運んできたが、当然のことながら2人の席から離れようとはしなかった。
しかし、そんな俊にお構いなしに、響子と弘美はさっきと打って変って、どうでもいいような世間話をし始めた。
「なあ、昨日のドラマ観た?」
「うんうん、観た観た!」
2人の痴態が直ぐに見れると期待値の上がっていた俊はガッカリした。しかし、ここ1週間の努力は無駄にしたくなかった。今度2人に会ったらアドレスを聞こうと思っていたし、更なる進展を期待して、童貞とオサラバしたいと願っていた。
俊は自分の想いに気づいて貰えるように、2人の前を行ったり来たりを繰り返した。さすがにその俊の露骨な動きを弘美は無視できなかった。