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今夜、七星で Yuusuke's Time
【OL/お姉さん 官能小説】

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今夜、七星で Yuusuke’s Time完結-9

「ゆ、ん、、ふぁ、」

縮こまる舌を追い、舌先を撫でる。
唇の角度を変える度、甘い吐息が隙間から溢れ出る。それだけで気持ちが高ぶるなんて初めてだ。
支えるように後頭部に回した掌にそっと収まる頭が小さいな、とか。
絡んだ指をぎゅっと握り締めて耐えている姿、とか。
椿さんがいとおしくて胸の奥が苦しいような、切ないような。逃げ出したい程胸が痛いのに、歓喜に震えているんだよ。

ああ、俺。こんな感情知らねぇよ。
名前なんてわかんねぇよ。

椿さんとキスしてるだけなんだぜ?
なのに、、こんなに。
こんなに、全身が椿さんを欲してるなんて。

どうかしてる。
狂ってるよ、絶対。


「ゆ、すけくん、、鍵っ、ぁっ」


解錠も施錠も、靴を脱ぐのも煩わしい。
唇を離すのも惜しい。
急かすように引っ張って、ベッドに押し付け、徐々に荒くなったキスを鎮める。

はあ、はあ、、とお互いの息は荒く、多分俺も椿さんと同じように紅潮してると思う。

服を脱ぎ合いながら体を密着させる。お互いの心音も、身体の熱も、気持ちも、上昇する一方で冷静さなんて微塵もない。

「ゆーすけくん、なんか今日、、んぅ、あたし、変だよ」

薄手のセーターが胸の上に丸まった状態で、眉をひそめて困り顔でそう言う。ん、と首からセーターを抜き取ると、こてん、と額を俺の胸に押し付けて俯いた。

「いつもと体が違うの。恥ずかしいのに、はしたない、って」

言葉を遮りベッドに張り付ける。
椿さん、あんたも俺と同じ気持ちなんだ。

くそっ。
言うなよ。んなこと。
俺の方がもたねぇよ。

「ゆーすけ、く」
「俺、も、、めちゃくちゃおかしいみたいだ。だから同じ」

既に尖った頂を口に含み口内で味わう。舌を絡め、甘噛みし、食すかのように口内の全てで感じる。

「んあぁんっ、ゆ、ゆーすけくん、、ふぁぁっ、どうい、うぅっ、意味?っあんっ、ああっ」

まだ言うか。
歯に力を入れて乳房を噛んだ。身体がびくりと跳ねたが、構うこともせず歯形に紅く残った痕を舐める。
口をゆっくり離すと、てらてらと唾液に光る乳房に紅い痕がなめまかしく目に映る。

「いた、いよぉ」

涙目で頬を染める、その姿にまたぐっとくる。
痕なんてつけるの今まで煩わしいだけだったのに、今は刻んでやりたくて仕方ない。

独占欲……だと思う。
これは俺のものにしたいって、心が、身体が、椿さんを求めてるんだ。



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