幼なじみ-3
その時、ドアかガラッと開く。
可奈子がきた。
「、!?
ちーちゃん!!
どーしたの!!?
、っ、 達也っ!!?
アンタ、
ちーちゃんに何したのよ!!?」
「、 っ、! 、 、何も 、」
可奈子はちづるにかけよる。
ちづるはうずくまりながらパニックになっている。
可奈子は手を差しのべようとするが、ちづるはそれを思いきり振り払った。
可奈子は驚きながらも、
ちづるをなだめる。
「ちーちゃん、私だよ、可奈子!
ちーちゃん! 」
「ぃやぁ ぁぁ ぁ ぁ!!!」
「ちーちゃん! 大丈夫、
あたしっ、、っ、、
ちーちゃん、可奈子 だよっ、 !」
「 ぁ、ぁっ、ぁ!
触ら ないで! !っ、 !
来ないで、! っ、こ、 こ、
来ないで っ、! 」
「、っ、 ちーちゃん、
落ち着いて 可奈子だよ !」
ちづるは泣きながら、可奈子を見た。
「っ、可奈っ、ちゃん、! !
ぅう、っ、 うっ、可奈ちゃ んっ! んっ、
んんっ、 うぅっ、
っく、 うっ、 ううっ、 、」
「大丈夫、 、、
もう、大丈夫、 、、」
可奈子はちづるを抱きしめながら背中をさする。
達也は、黙ってその様子を見ていた。
しばらくして早歩きで理科室を出ようとした。
可奈子が言う。
「 、っ、ちょっと、
待ってよ! たつ、 、」
「 っ、!、 、、
可奈ちゃんっ、!
やめてっ、! 」
「 え ? 」
「っ、 怖い から、
呼ばない っ、 で 、ぅっ、 、」
「、 、でも っ、、
、、 ぁ 」
ふと、可奈子は気がつく。
ちづるの座っている床が、ほんの少しだけ濡れている。
ちづるが漏らしたものだと分かったが、
ちづる本人は気がついていない。
可奈子は呟く。
「 分かっ た 、 、。
ちーちゃん、 、、平気?
立てる ?」
「 っ、、ん、っ、 、 うん、
ぁ 立て ない、 、、
ぁ 」
床が
濡れてる
あ 。
触っ ちゃっ た、 、
、 、 、 、 、
、 、 、、 、 、、
「ちーちゃん、私に、つかまって、、」
「 、、でも、 、っ、」
ちづるは慌ててスカートで、自分の濡れてしまった手を拭いた。
だが、差しのべられている可奈子の手に触れる事を、
躊躇する。
そんなちづるを見て、可奈子が言う。
「 いいから。
平気だから、つかまって。」
「ん、 、、うん、、 、
可奈ちゃん、、 、ごめん、
、っ、 、っ、ぅ、、
ごめん ね 、、っ、ん、」
「いいよ。 早く 行こう ?」
「 、っ、うん、 、っ、ん っ」
早く ここから
出なきゃ 。
可奈子の手につかまりながら、立ち上がる。
可奈子は、ちづるが達也に何をされたのかが
気になった。
しかし、ちづるを思いやり
この事は一生、ちづる聞かない、
誰にも言わない、
、と、決めた。
翌日、達也は転校していった。