投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

《幼虐〜姉妹姦獄》
【鬼畜 官能小説】

《幼虐〜姉妹姦獄》の最初へ 《幼虐〜姉妹姦獄》 11 《幼虐〜姉妹姦獄》 13 《幼虐〜姉妹姦獄》の最後へ

〈写真集・1412〉-8

「彼氏ってコト?そんなの面倒くさいから要らないし」

「お姉ちゃんて、いっつもそうだよねえ?亜季が〇×君カッコいいって言ってもさあ、無視するんだもん」


聞いたところでしょうがない“答え”というのも、こんなイベントには付き物である。


『将来の夢って何ですか?』

「うんとねえ…お仕事で貯めたお金でお家建ててねえ、お姉ちゃんと一緒に暮らすの」

「え〜?死ぬまで亜季と一緒なのぉ?そんなのやだね」

『ンクク……亜季ちゃんの夢なんてファンなら知ってて当たり前、常識中の常識じゃないか?これだから“にわかファン”は困る……クククッ』

(はいはい。常識常識っと……面倒くせえヤツだよホント……)


もう下らない質問タイムなどやめて、とっとと写真集を買ってサインと握手で終わらせたい……それが三人の本音であった。


『さあ、次の方で質問は終わりにしますね〜?』

(おう。早く終わらせろ、ババア)


もう飽きたと言わんばかりに、三人は姿勢を崩しだした。
首謀者は足をこれ見よがしに組み、小肥りオヤジは腹に食い込んだベルトの位置を変え、そして長髪男は両手を使って髪を掻き上げた。


『じゃあ……そこの貴方。一番早く席に着くくらい、愛ちゃんと亜季ちゃんのファンのようなので、最後の質問お願いします』

『ッ!?』


司会女性が指名したのは、なんと長髪男であった。
確かにある意味“熱烈”なファンではあるが、最後の最後に面倒極まりない男を指名してくれたものだ。


『クックック……真のファンの質問ってヤツを、今から聞かせてやるよ……』

(なんて顔をしてやがる……適当な質問して、とっとと終わらせろよ?頼むからよぉ……)





目をギラつかせてニヤリと笑うその顔は、もう自分しか見えていない時の顔であった。
首謀者も小肥りオヤジもそっぽを向き、関わりのない素振りを見せたが、耳まで真っ赤にしたその様は、誰が見ても関係者である。


『えー……ゴホン!亜季ちゃんは7才の時、〔でしゃばり女将のお節介事件簿〕で、野崎真美役でドラマデビューしましたよね?愛ちゃんは9才の時に〔恋愛宇宙人キュルキュル〕で、ヒロインのキュリラを演じてデビューしたと記憶してます。今の二人は役を演じるにあたり、デビュー当時とどの辺りが違いますか?』


前園姉妹は言うに及ばず、司会女性も客席のオヤジも、行き交う買い物客までも怪訝そうな顔をして、固まってしまっていた。



《幼虐〜姉妹姦獄》の最初へ 《幼虐〜姉妹姦獄》 11 《幼虐〜姉妹姦獄》 13 《幼虐〜姉妹姦獄》の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前