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ヒューマン・ロール・プレイ
【調教 官能小説】

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〜 音楽その4 〜-1

〜 2番の特訓 ・ 音楽その4 ・ 振楽 〜


「振って音を出す楽器って、色々ありそうで案外すくないよね。 とりあえず『マラカス』から演ってみてよ、つう」

「は〜い〜」

 促す【B29番】先輩に応じ、【B2番】先輩は棒の先に球体がついた楽器を取り出しました。 球体の中には乾燥させた穀物が入っていて、振ると軽快にシャカシャカなります。

「分かってると思うけど、握るのは手じゃないよ」

「……んん〜」

 てっきり膣に挿入するかと思っていたら、【B2番】先輩は柄を口で咥えました。

「んぶっ……んぐう」

 マラカスの球体部分が乗った柄が、グイグイと喉奥に消えてゆきます。 固唾をのんで見守っていると、そのまま球体が唇に触れるまで、ギュッと目を瞑ったまま先輩はマラカスを呑み込みました。 尺八の時もそうですが、どうすれば喉に異物を押し込みながら吐気を我慢できるのか、私には不思議でなりません。 
 結局、柄は全部見えなくなりました。 まるでマラカスの球が膨らんだ風船ガムであるかのように、唇と球が直に触れるところにまで至っています。

「ん……んっ……」

 シャカシャカシャカ、シャカシャカシャカ。

 首を横にふれば、咥えたマラカスが軽快にリズムを刻みます。 目を瞑って聞いているうちはまっとうなリズムなんでしょうけれど、目を開けて、アヒル口で楽器を咥えたまま左右に首を振る姿を見てしまうと……たかが楽器を振るだけでここまでしなくてはいけないのかと、暗鬱な気持ちがどうしても鎌首をもたげます。
 
 縦に頷くように一頻(ひとしき)り振り、或は唇で円を描く様に鳴らしてマラカスは終了になりました。 口から抜けたマラカスの柄は唾液以外にも、胃液と思しき黄ばんだ液体がベッタリついていたというのに、引き抜く時の先輩は微(かす)かなえずきすら示しませんでした。

 
 ……。


 マラカスに続いて先輩が取り出したのは、金色のベルに把手(とって)がついた楽器でした。 見覚えがあるのに名前が出てこなくて、先輩から『ハンドベル』と聞いた時、胸のつかえがストンと落ちました。 ハンドルを握ってベル全体を振ると、中になる『舌(クラッパー)』がベルに当たって澄んだ音色が響きます。 もともとは片手に1つずつベルを持ち、十数人が自分に割り振られた音を鳴らすことで曲をつくる楽器です。 1人が担当する音は、音階毎にベルを持ち替えるので、およそ4〜5つになるでしょう。 

 じゃあ、私達もベルを握るのかというと、そんな凡夫の予想なんて外れるのは分かっています。 【B29番】、【B2番】先輩は机の上に赤い羅紗の布地を敷いて、それぞれの前に大小異なるベルを5つ並べました。 ベルを下に向けて立てているため、ハンドルが真上に伸びています。 5つ……膣と肛門を使うとして、あとは両手と、口にも咥えろとでもいうんでしょうか。 そんな私たちの疑問を見透かすように、羅紗に屈んだ先輩方は静かに説明してくれます。

「鳴らす場所はオマンコ。 ここでしっかり締めて、持ち上げて、腰ごと前後に振って鳴らすわけ」

「音を鳴らすタイミングを〜外しちゃダメですよ〜。 あとは〜素早く切り替えなくちゃだから〜咥え易いように〜しっかり濡らしておきましょうね〜」

「見た目よりはかなり重いの。 そうでないと持ち替えるときにオマンコから抜けてくれないからね。 逆に鳴らす時は相当力まないといけなくて、持ち上げるだけでもキツく締めなくちゃ」

「そうそう、濡らすのも大事なんですけど〜濡れすぎてベルの柄以外を汁で汚しちゃったり〜羅紗の生地にシミをつくるのはNGですからね〜。 垂れない程度で〜抜いたり挿れたりしやすいような〜バランスを考えて発情しておくこと〜」

 そういいながら、お尻を落としてハンドベルを咥えました。

 先輩が机に登ったまま、私たちの目線に合わせて膣を晒し、何かを呑み込む様子を見るたび思うことがあります。 ちっとも苦しそうじゃなくて、ヌルリと、自然に膣の中に消えてゆくんです。 私の場合であれば無理矢理膣を拡げ、思いきり力を込めて押し込んで、痛いのを我慢しながら頬張るところです。 だのに、先輩は全然苦しそうな素振りを見せません。 あれは、膣が訓練で鍛えられたから、実際に苦しくないんでしょうか? それとも礼儀を重んじるため、苦しそうな素振りをやせ我慢しているんでしょうか? どちらにしても、先輩方は私たちより遥かにスゴイのは確かですよね。 先輩方が時間を割いてくれた特訓を通じて、まざまざと1年の経験値を見せつけられて、素直に尊敬しちゃいます。



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