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愛すべき彼女と肉塊
【学園物 官能小説】

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Yuki:「肌のキャンバス」-9

「瑠奈ちゃんありがとう、気持ち良かった。」

俺は瑠奈の体を抱きしめてキスをする。

「勇樹くんが、Mってのは意外だったよ。」

日頃体を弄られている仕返しをできたせいか、瑠奈がどこか楽しそうに俺を見る。

「俺さ…本当は林檎の絵じゃなくて、瑠奈ちゃんの体を描きたかったの。」

「そんなの描いたら、美術部の人とか、他の人に私の体見られちゃうじゃん。」

俺個人的には、それで恥ずかしがったり今まで以上に異性からいやらしい目で見られる瑠奈を見ているのも面白そうだと思ってしまった。

が、やっぱりこの理想の体はしばらく俺だけが独占していたい。

他の男に、乱暴に胸を触られたり、膣を無理やり激しく弄られたり、アダルトビデオの延長のように瑠奈の体を触って欲しくない。

性欲の強い瑠奈を、本当に満足させてくれるような男が現れるまで、ずっと俺のものにしていたい…。

「他の人には見せたくないし、触らせたくないよ。瑠奈ちゃんの体。」

「そんなこと、勇樹くんが言わなくたって見せないし、触らせないよ!」

陽が戻ってくれば、瑠奈のこの体を好き勝手にできる日々は終わって、瑠奈はただの他人になってしまうのだ。

俺が嫌だと言っても、いずれ他の男と付き合って…セックスする。

「どうしたの…?悲しそうな顔をして。」

「いや…なんでもないよ。」

俺は、何を考えているのだろう。

俺は独占欲が強くて、瑠奈の体も独占したいのは事実だ。

しかし、今の関係が終わって瑠奈が他の男付き合うことになったら、俺は…嫉妬してしまうのだろうか。

それは最早体目当ての関係を通り越して、好意を抱いていることになるのではないか?

考えていけばいくほど、辿り着いては行けない答えに辿り着く気がして、俺は考えることをやめようとする。

「家まで送るよ、瑠奈ちゃん。」

「んーん。もう23時過ぎてるし、外出たら私も勇樹くんも補導されちゃうよ…?だからね、私も勇樹くんのこと手伝うからこれ終わらせちゃおうよ。」

瑠奈はソファーから体を起こして、「早く終わらせて、私の絵…描いて?」

と耳元で囁いた。



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