Yuki:「肌のキャンバス」-5
「暴れちゃダメだよ。」
そう、もっと過激な風にするんだ。
瑠奈は、俺の誕生日プレゼントの肉塊…。
彼女の陽にできないことを、瑠奈の体でするためだけのもの。
俺は、瑠奈が履いている紺のロングソックスを片方の脚からはぎ取る。
「ちょっと…何するの…!」
俺は瑠奈の上半身の衣服を全て脱がせて、裸にさせた後、瑠奈の両方の腕を頭上に持っていき、紺のロングソックスで瑠奈の手首の辺りを縛る。
「瑠奈ちゃん暴れるから、しばらくこれでじっとしててよ。」
「いやぁだぁっ…!あぁんっやっ!」
硬くなった乳首の先を筆で撫でると腰を捻らせて、気持ち良さそうな顔をする。
「気持ちいいの瑠奈ちゃん…?」
俺は瑠奈の唇にキスをしながら、スカートに手を伸ばす。
瑠奈の大きな乳房とネックレスのチェーンが月の光に照らされて、青白く反射しているのが、俺を更に興奮させる。
スカートを脱がせて、ショーツだけの姿になった瑠奈の体。
俺は乳首を撫でていた筆を徐々に腹部の方へとずらしていく。
「んっ…!くすぐったい…!」
腕を縛られたまま、両手を胸の方に持ってきて俺の手を退けようとするが、その度に俺は左手で瑠奈の腕を容易に払いのける。
「勇樹くんやめてっ…、声が出ちゃうからぁ…。あっあっんっ!」
俺は瑠奈の太ももの付け根とショーツの間のギリギリのところを焦らすように筆でなぞる。
「声我慢しないと、俺たちがいるってバレちゃうよ…?俺はいいけど、瑠奈ちゃんは恥ずかしいかもね、こんな姿だしさ。」
「いやぁんっ!やめてぇ…。声出ちゃうのっ…我慢してるのにっ!あんっ!」
「仕方ないなぁ…。」
俺は瑠奈の頬に手を添えて、そのまま瑠奈の唇を咥えるようにキスをする。
「こうして口塞いでおけば、ちょっとはマシになる?」
「ばかっ…んんんっ!」
瑠奈の鳴き声は俺の口の中で反響していて、ある程度の声の漏れを防ぐことができている。
それでも、息苦しくなって時々唇から離れる度に、淫靡な喘ぎ声を漏らしていた。
俺が、瑠奈のぐずぐずになっているイチジクに触れないように、脚の付け根や太ももの内側をなぞると、腰をはげしくくねらせて、体を左右に動かしている。
「本当はもっと焦らして瑠奈ちゃんを狂わせたいけど…、俺が我慢の限界みたい。これ、脱がせちゃうね。」
「んっ…ダメっ…見ないで…。」
俺は瑠奈の脱がせたショーツを外の明かりで透かすように瑠奈に見せつける。
ショーツには、楕円形の染みがべっとりと付着していた。
「こんなに濡れてたんだね…。瑠奈ちゃんはエッチだなぁ…。」
「そんな風に見ないでよ…!汚いからだめ…っ」
自分のショーツを取ろうと必死に縛られた腕で抵抗するものの、俺はそれをするりとかわす。
「こんなに濡れていたら…筆がビショビショになっちゃうね。」
俺は瑠奈の割れ目に沿わせるように毛先を当てる。
「いやっあっ!はぁっ…あんっっ!」
腰が激しく動いて、時々ビクッと瑠奈の体全体が痙攣する。
「すっごい腰遣いだね。そんなに気持ちよかった?」
「違うっ!!気持ちいいってか…くすぐ…たいっ!あんっ!」
瑠奈のイチジクの果汁を筆で全部吸収するかのように、筆を何度も裏返しにしたりして、毛の表面を押し付ける。
部屋は暗がりで、瑠奈のイチジクが濡れているのかは視認できなかったが、ずっと筆で瑠奈の蜜を吸収してるにも関わらず、筆で撫でる度にピチャピチャと音がする。
「瑠奈ちゃん…、今すっごい濡れてるでしょ…?」
「そんなことないっ…!」
俺がそう言うと瑠奈は、目を反らして横を向く。
俺は、瑠奈に見えるように筆を自分の手の中指に付ける。
生温かい感触と、よく湿った筆から瑠奈の果汁で透明なインクが出てるかのように、月明かりで照らされて中指が反射する。
「すっごいよ、ホラ。俺の中指がてかてかしてる…。」
「いやぁ…見せないでぇ…。」
瑠奈の恥ずかしがる姿に俺の理性は、歯止めが利かなくなっていく。
これは、禁断の果実から染み出る果汁というより…アクリルガッシュのようなものだな、とふと思う。
俺は、パレットについた絵具を筆先に付けるように、瑠奈のイチジクに筆を何度も押し付けて、愛液を染みこませる。
瑠奈の体から分泌された快楽の絵具で、キャンバスに俺の欲望を描く。
ただし、この場合キャンバスというのは…。
「ひっ…!やだやだ!そんなことしないでよっっ!」